西日本で局地的に激しい雨　台風5号の間接的な影響

ウェザーニュース / 2020年8月9日 15時15分

ウェザーニュース

今日8月9日(日)の西日本や東日本は晴れているところが多いものの、西日本では局地的に雨雲が発達し、激しい雨の降っているところがあります。

明日10日(月)にかけて大気の状態が不安定となるため、急な強い雨や落雷等に注意してください。

太平洋高気圧と台風5号が水蒸気輸送を強化

水蒸気の流れ　18時の予想

沖縄付近を北上中の台風5号と太平洋高気圧の周囲をまわる風の流れの影響で、西日本方面には暖かく湿った空気が流れ込みやすくなっています。

この影響で大気の状態が不安定になっていて、海上や山沿いで雨雲が発生し、局地的に激しい雨を降らせています。

明日にかけ天気の急変に注意

雨雲の大きさは小さいものの発達しているため、晴れていても天気が急変している状況です。高知県佐川町のアメダス佐川では、1時間に35.5mmの激しい雨を観測していて、その中でも13時30分から40分までの10分間では12.5mmの雨を観測しました。昼間でも辺りが暗くなるほどの土砂降りの雨です。

上空では南西から風が吹いているため、発生した雨雲は南西から北東方向に進みます。南西の空にモクモクとした積乱雲が迫ってきたら急な雨が近いと言えます。日差しが届いていても天気の急変に注意してください。