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夏の渋滞時に要注意!バッテリーが上がってしまう原因とは?

ウェザーニュース / 2020年8月14日 5時0分

ウェザーニュース

お盆休みになって車で移動する機会も増えそうですが、夏はバッテリーが上がりやすい季節ですので注意してください。オートバックスセブンIR・広報部の鈴木政和さんにバッテリートラブルの原因と対策法を聞きました。

エアコンの多用がバッテリーに影響

バッテリーは低温状態の冬場にトラブルが多いのですが、気温が高い夏でもバッテリーが上がりやすくなるのはなぜでしょうか?

鈴木さんによると、「主な原因は電力の使用量が多くなることです。暑い夏はエアコンを多用するため、充電量よりも電力使用量が上回るとバッテリーが上がってしまうのです」

真夏の渋滞時に気をつけよう

とりわけ高速道路などでの渋滞時は要注意。車内では冷房をかけ続け、渋滞時にはブレーキペダルを踏んでいる時間が長くなるため、消費電力が多くなります。そのうえ、ゆっくり走行や停止状態だと、エンジンがあまり回転せずに充電効率も下がってしまいます。

対策としてはエアコンの送風を少なめにする、設定温度を上げるなどして、電力消費を少なくすることを心がけましょう。

「チョイ乗り」もバッテリーに負担をかける

エンジンの回転を利用して発電を行うのが、オルタネーターと呼ばれる装置です。発電した電力を走行中の車に供給し、バッテリーへの充電も行います。

「オルタネーター(発電機)が十分な発電をできるのは、エンジンが一定回転以上で動いていることが条件。したがって一度に走る距離が短い‟チョイ乗り“は、走行中に発電される電力が少なく、バッテリー充電が不十分になりがちです。また、使用頻度の少ない車の場合も、自然放電によって最終的にバッテリーが上がってしまいます」(鈴木さん)

定期的な点検でバッテリー容量をチェック

そもそもバッテリーは充電が繰り返せる電池ですが、使い続けることで性能は徐々に落ちていきます。バッテリーが上がる兆候としては、エンジンが掛かりづらい、パワーウインドウの動きが緩慢になる等がありますが、なかなか気づきにくいものです。

「最近の高性能バッテリーは限界ぎりぎりまで性能を発揮するため、寿命や不調の兆候が表れにくく、突然バッテリー上がりに襲われる傾向にあります」と、鈴木さんがいいます。

対策としては、バッテリーに記されている寿命年数の確認や定期的な点検が必要です。ディーラーやカー用品店などでオイル交換をする際にバッテリーチェックも行ってもらうとよいでしょう。

モバイルバッテリーも役立つ

もしもバッテリーが上がってしまったら、ロードサービスに救助依頼をするのが確実です。ほかには、万が一に備えブースターケーブルを車載しておき、近くにいる車にバッテリーの充電をお願いするという方法もありますが、見知らぬ人には頼みにくいものです。

そこで鈴木さんのおススメは、モバイルバッテリーです。「スマートフォンやモバイル機器の充電が可能なモバイルバッテリーは、小型・軽量・携帯性に優れ、ケーブルをつなげばバッテリー上がりの際のエンジン始動の補助にも使えるので便利です」(鈴木さん)

バッテリーの残量チェックなど事前に点検を忘れずに、万が一のときの対策を施し、安全で快適な夏のドライブを楽しみましょう。

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