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秋の情景が浮かぶ 9月の異名「長月」

ウェザーニュース / 2020年9月9日 5時0分

ウェザーニュース

8月も終わり、9月を迎えました。
9月の呼び名にはいろいろありますが、その中でも「長月(ながつき)」が最も知られています。

「長月」の由来とは

旧暦の9月は、だいたい現在の10月にあたります。
旧暦9月は秋の最後の月とされていて、日中でも少しずつ風に涼しさが感じられるようになり、秋がだいぶ深まってきます。

秋が深まると日が暮れるのが早くなるため、夜が長い月という「夜長月(よながづき)」が略されて、「長月」となったといわれています。

長月の由来には、ほかにもいくつか説があり、9月は長雨の季節であり、これを「ながめ」と呼んだことからきたとか、9月の別称「稲刈月(いねかりづき)」は「いながりづき」とも読むことから、この上下が略されて「ながつき」になったともいわれています。

秋の景色が目に浮かぶ

9月の異名としては、長月や稲刈月のほかにも、紅葉の季節に入ってくるということで「紅葉月(もみじづき)」と呼ばれたり、
菊の花が咲き誇る月だから「菊月(きくづき)」、「菊咲月(きくざきづき)」など秋らしい呼び名が多くあります。

また、彩月(いろどりづき)、梢秋(こづえのあき)など、秋の色鮮やかな景色を思わせる異名。
夜が長くなることで途中で目が覚めてしまうという「寝覚月(ねざめづき)」もあります。

どれも秋の情景が浮かぶ名前ばかりですね。本格的な秋の到来が楽しみになるのではないでしょうか。

参考資料など

日本大歳時記(講談社)
日本の年中行事(金園社)
文字の風景(青菁社)
365日「今日は何の日か?」(講談社)


写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)

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