今が旬のミョウガ、夏バテ解消の強い味方になる理由

ウェザーニュース / 2020年9月3日 10時45分

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ようやく暑さの峠が見えてきました。といってもまだまだ快適に過ごせる気温までには程遠く、しばらくは暑さ対策を続けなければなりません。この時期は暑さ疲れが出て夏バテを感じやすくなります。そんなときミョウガが夏バテ解消の助けになるというのです。詳しい話を野菜ソムリエプロの吉田謹子さんに伺いました。

ミョウガの旬は秋まで続く

ミョウガは夏が旬という印象が強いですが、実は旬の時期は10月頃まで続くと言います。

「夏が旬の夏ミョウガ、秋が旬の秋ミョウガがあります。秋ミョウガは夏よりも赤みが強く少しふっくらして大ぶりです。ミョウガは薬味や刺身のつま程度に食べるだけであまりメインで食べることはないかもしれません。しかし、実はこの時期に食べるのはとても理にかなった野菜なのです」(吉田さん)

ミョウガにはこの時期の体にうれしい栄養素が

薬味の定番のひとつであるミョウガには、どんな栄養や効能があるのでしょうか?

「ミョウガには体内のナトリウムの排出をうながし、血圧を下げる作用があるカリウムがたくさん含まれています。カリウムは血流改善にもつながるので、水分の摂り過ぎによるむくみの緩和にも効果的です。

また、ミョウガの赤紫色はアントシアニンですが、アントシアニンには抗酸化作用があり、筋肉疲労を抑制したり、活性酸素の増加を抑制する効果があります。この時期の夏バテによる疲労を改善する効果も期待できますね」(吉田さん)

さらに、ミョウガに含まれる香りや辛味成分にも効能があるようです。

「ミョウガの独特の香り成分でもあるαピネンには胃液の分泌を促し食欲を増進させる作用があります。発汗や血液の循環を促進する働きもあるので、夏のエアコンによる冷えやむくみの改善に役立ちます。このほか、カンフェンという抗菌作用や抗炎症作用のある成分も含まれており、夏かぜ予防につながります。

また、ミョウガの代表的な辛味成分であるミョウガジアールにも血流を促進する作用があり、αピネンと同じように冷え予防に役立つとされているほか、抗菌作用もあるので腐敗を防止する効果も期待できます」(吉田さん)

薬味や刺身のつまなど、とかく脇役が多いミョウガ。実はすぐれた栄養効果があり、旬の今の時期はシャキシャキとした食感と香りとともにおいしく味わいましょう。

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