台風10号は明日2日(水)までに発生予想 急発達し日本に大きな影響のおそれ
ウェザーニュース / 2020年9月1日 11時25分
小笠原近海の熱帯低気圧は次第に雲がまとまってきています。明日2日(水)までには台風まで発達し、台風10号となる見込みです。
▼熱帯低気圧 9月1日(火)9時
擾乱種類 熱帯低気圧(TD)
存在地域 小笠原近海
移動 南南西 15 km/h
中心気圧 1006 hPa
最大風速 15 m/s
最大瞬間風速 23 m/s
▼予報 24時間後9月2日(水)9時
擾乱種類 台風(TS)
存在地域 小笠原近海
移動 西 10 km/h
中心気圧 996 hPa
最大風速 20 m/s (中心付近)
最大瞬間風速 30 m/s
かなり発達して日本列島に向かうおそれ
欧米など世界各国の気象機関によるシミュレーション
ヨーロッパやアメリカなど世界各国の機関によるコンピューターシミュレーションの結果では、東西の幅があるものの大部分が北西に進んで、日本列島に向かうことを示唆しています。
進路にあたる領域の海面水温が30℃以上と非常に高いため、台風になったあとはかなりの発達が予想されます。台風9号と同様かそれ以上になってもおかしくありません。
海面水温の高い領域は西日本の沿岸部まで広がっていることから、台風が日本列島に近づいても、勢力を維持または発達を続けると考えられます。
上陸時の勢力が強い台風は?
上陸時の中心気圧が低い台風
1951年以降の統計で、最も上陸時の気圧が低かったのが、1961年の「第2室戸台風」で、925hPaで高知県に上陸しました。当時は「強さ」の階級がなかったものの、室戸岬では最大風速66.7m/sを観測しているため、「猛烈な」勢力の台風に相当すると考えられます。
最近では2018年21号の950hPaが代表的です。25年ぶりに「非常に強い」勢力で上陸し、関西空港が高潮で水没、大阪など近畿での甚大な暴風被害が記憶に新しい所です。
現段階で接近時の勢力を詳しく想定することは難しいものの、海面水温の状況やコンピューターシミュレーションの結果からは、上記のような台風に匹敵する影響が出る可能性も示唆されています。
台風発生後はしっかりと最新情報を確認し、最悪のケースに備えた早めの対策が必要です。
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