3つの低気圧で明日は大雨警戒 1時間50mm超の非常に激しい雨のおそれ

ウェザーニュース

明日12日(土)の日本列島は3つの低気圧と前線の影響で、激しい雨の降る所があります。

東シナ海の低気圧が近づく九州北部は南から湿った空気が流れ込んで、雨雲が発達します。日本海の低気圧の影響を受けるのは、東北北部から北海道です。東海沖を北上する熱帯低気圧は関東や東北の南部に大雨をもたらします。

低気圧が近づくこれらのエリアは大雨に対する警戒が必要です。

東北北部や北海道は風雨ともに強まる

12日(土)午後の風向・風速の予想

東北北部から北海道の道南は低気圧の接近に伴って活発な雨雲が通過し、雨が強まる予想です。オホーツク海の高気圧と低気圧の間の気圧差が大きく、沿岸部を中心に東よりの風も強まります。

強い雨に強い風が加わって、横殴りとなります。瞬間的には25m/sを超えるような暴風となる可能性もあり、外出をする場合は十分な注意が必要です。

九州は短時間の激しい雨や落雷、突風のおそれ

九州では低気圧の東側を吹く暖かく湿った空気が前線周辺に流れ込み、雨雲が発達すると予想されます。

特に午前中は、狭い範囲ながらも1時間に50mm以上の非常に激しい雨の降る可能性があり、活発な雨雲の通過時は落雷や突風のおそれもあるため、外出は一時的に控えた方が良いかもしれません。

熱帯低気圧接近の関東は大雨に

熱帯低気圧の接近により南東から湿った空気が流れ込む、関東から東北南部は断続的に雨が降る見込みです。

湿った空気が山にぶつかるような地域で雨量が増え、多い所では総雨量が150mmに達する予想となっています。また、局地的に前線が発生した場合は、沿岸部でも雨の強まることがありますので、油断は出来ません。