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季節の変わり目の不調を改善するマッサージ「耳・首・肩ほぐし」

ウェザーニュース / 2020年9月20日 5時30分

ウェザーニュース

暑かった夏が一段落したと思ったら、今度は秋雨前線がやってきます。天気がコロコロ変化し、寒暖差も大きくなります。こうした季節の変わり目には、頭痛や肩こりといった体の不調を訴える人もいれば、気分が落ち込んだりイライラするといったメンタルの問題が起きる人もいます。心身の不調を改善するにはどうしたらよいのでしょうか。

天気の変化は気圧の変化

「天気が変化すると、頭痛やめまい、腰痛、肩こり、気分の落ち込み、イライラといった心身の不調を訴える人が増えます。原因の一つは天気の変化に伴う気圧の変化です。高層ビルのエレベーターに乗ると耳がキーンとすることがありますが、そんなに急激でなくても天気が悪化するときは気圧が低下するのです」というのは、ウェザーニューズ気象病顧問アドバイザー・愛知医科大学客員教授・中部大学教授で医師の佐藤純先生です。

人体の気圧センサーは耳の奥の内耳にあります。耳が気圧の変化を感じ取ると、それが脳に伝わり、自律神経が乱れたり、痛み物質が放出されるなどして心身の不調を招くのです。

天気が悪い日は天気痛や気分の落ち込み

晴れた日は体調も気分もよいけれど、雨が降ると「天気痛」といって頭痛や関節痛、耳鳴り、めまいなど体調不良だけでなく、気分が落ち込んでやる気が出ない、ちょっとしたことに腹を立てて怒りっぽくなるなど精神的に不安定になることがあります。

気分の変調は誰にでもありますが、自分がいつもと違って弱気になってクヨクヨしたり、気が短くなってイライラしているときは天気のせいかもしれません。

心身を快調にする「耳・首・肩ほぐし」

「天気が悪い、寒暖差が大きいといった気象変化で心身の不調を招いている場合、血行をよくすることで改善することができます。ポイントは耳・首・肩の3つです」(佐藤先生)

耳ほぐしで耳の血行をよくすると、気圧センサーといえる内耳を流れる血行がよくなり、乱れた自律神経を整えることになります。

「その耳に血液を送っている首、さらに首を支えている肩をほぐすことで、体全体の血行をよくして、心身を快調にすることができるのです」(佐藤先生)

夜は湯船に浸かって安眠する

耳・首・肩ほぐしに加えて、夜は湯船に浸かる習慣をつけるとよいそうです。

「夏の間はシャワーですませていた人も、気温が下がってきたので湯船にお湯を張って浸かってください。湯温はぬるめの39〜40℃で、長めに10〜15分入ります。こうして体調を整えれば、夜はぐっすり眠ることができます」(佐藤先生)

季節の変わり目は天候が安定せず、心身が不調になりがちです。耳・首・肩ほぐしと湯船にゆっくり浸かることで、この時期を乗り切ってください。

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