明日、関東は台風接近で頭痛などの天気痛に注意
ウェザーニュース / 2020年9月23日 15時24分
天気や気圧の変化により体調に変化が生じる「天気痛」。
周期性のある小さな気圧変動に加え、明日24日(木)は台風接近の影響で関東を中心とした広い地域で気圧が大きく変化することから、天気痛の影響を受けやすい方は注意が必要となる予想です。
天気や気圧の変化で起こる頭痛などの天気痛に注意
ウェザーニュースがユーザーからのフィードバックを重ねて検証を行った結果、「天気や気圧の変化が通常のパターンからずれた時」に、天気痛を感じる方が多いことが分かっています。
晴れている時よりも、曇りや雨の日になると頭痛や関節痛を感じやすい方は要注意です。
台風の接近前の対策で頭痛を軽減するには?
台風が近づくと頭痛を発症することがわかっていれば、前もって対策をしておきたいものです。
ウェザーニュース気象病顧問アドバイザーで愛知医科大学客員教授・中部大学教授の医師、佐藤純先生に対処法を教えていただきました。
「台風頭痛の対策はいくつかあり、いずれも接近する前に行えば頭痛をやわらげることができます。もっとも手軽にできるのが、佐藤先生が考案した「耳を温めるマッサージ」と「くるくる耳マッサージ」です(イラスト参照)。
「気圧センサーがある耳を指で刺激したり、ホットタオルやペットボトルで耳を温めることで、耳の血流をよくして乱れた自律神経を整える効果があります。台風頭痛が深刻なら次に紹介するような複数の対策を併用してもかまいません」(佐藤先生)
まず、耳栓を使う方法です。
「耳栓のなかでも、天気の崩れにともなう気圧変化に対応できる耳栓なら、耳の奥の気圧センサーを保護できます。周囲の音も聞こえるので、耳栓をしたまま台風をやり過ごせます」(佐藤先生)
酔い止め薬を服用して台風頭痛を軽減する方法もあります。
「酔い止め薬は内耳の前庭に働きますが、前庭は気圧センサーも兼ねているので、台風頭痛を予防できる場合があります。合わせて、めまいや頭痛に効く漢方の五苓散(ごれいさん)も、同じような効果が期待できます」(佐藤先生)
台風が近づくと頭痛を発症する人は、軽減する対策を覚えておいてください。
天気痛は「天気」や「気圧」の変化がポイント
晴れや雨などの天気の変化だけでなく、気温や湿度のほか気圧なども大きく関係していると言われています。
特に気温・湿度については、「暑い・寒い」、「湿っている・乾燥している」など、日々の体感で変化を感じられますが、気圧の変化についてはなかなか体感で感じることができません。
ウェザーニュースの天気痛予報は、原因となる気象要素の中でも、肌で実感しにくい気圧の変化に着目して天気痛の予測ロジックを組み立てています。
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