台風12号 関東への影響は軽微に 離れて通過した訳は?
ウェザーニュース / 2020年9月24日 10時0分
9月24日(木)9時現在、台風12号(ドルフィン)は千葉県銚子市の南南東で、ほとんど停滞しています。今後は進路を北よりに変えて、温帯低気圧に性質を変えながら三陸沖を北上する見込みです。
関東は沿岸の一部で風が強まるくらいで、大きな影響とはなりません。
▼台風12号 9月24日(木)9時現在
存在地域 銚子市の南南東約260km
移動 ほとんど停滞
中心気圧 990 hPa
最大風速 23 m/s (中心付近)
最大瞬間風速 35 m/s
陸地から離れて進んだ訳は?
台風が離れて進んだ要因
台風12号は陸地から離れた所を早く進んでいきました。台風など世界中の熱帯低気圧を監視しているウェザーニューズ・グローバルストームセンターの見解では、2つの理由が考えられます。
ひとつはジェット気流が予想に比べて南に下がったことです。このことで台風は早い段階から東よりに進路を変え、陸地にはあまり近づきませんでした。
もうひとつは太平洋高気圧の勢力が東に後退したことです。台風の進路を阻む高気圧の勢力が退いた分、関東の沖に達した後もあまり速度を落とさず、東に離れていったと見られます。
南海上を離れて進んだことで、台風周辺の発達した雨雲が関東まで拡大せず、大雨となったのは伊豆諸島周辺に限られました。
温帯低気圧に変わり強風エリア拡大も
25日(金)朝の風の予想
台風は次第に温帯低気圧へと性質を変えつつあります。この過程で強風のエリアが拡大する可能性があり、明日25日(金)は北日本の太平洋沿岸を中心に風が強まる見込みです。
関東でも千葉や茨城の沿岸では風の強い状況が続きますので、注意が必要です。
台風の名前
台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。
台風12号の名前「ドルフィン(Dolphin)」は香港が提案した名称で、香港を代表する動物の一つ「白いるか」が由来です。
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