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台風14号は発達しながらゆっくり北上 秋雨前線も北上し明日7日(水)から雨に

ウェザーニュース / 2020年10月6日 15時50分

ウェザーニュース

6日(火)15時現在、台風14号(チャンホン)は日本の南の海上でほとんど停滞しています。台風の発達に適した環境の領域を進んでいるため、勢力を少しずつ強め、衛星画像でも台風の雲の渦巻が次第にはっきりとしてきました。

予報円は依然として非常に大きい

台風14号の予想進路

台風は週末にかけて発達しながら北西に進み、奄美や九州に接近するおそれがあります。その後は日本列島の南岸を東に進む予想ですが、10日(土)以降は予報円が非常に大きく、11日(日)15時は九州から関東を覆うほどです。

現段階では進路やスピードの予想の幅が非常に大きく、正確に絞り込むのが難しい状況です。(※予報円の大きさは台風の強さや大きさではなく、進路の不確実性を示します。)

▼台風14号 10月6日(火)15時
 存在地域   日本の南
 移動     ほとんど停滞
 中心気圧   992 hPa
 最大風速   23 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 35 m/s

東に進路を変えるタイミングや場所に大きな違い

(参考)世界各国の予測

ヨーロッパやアメリカなど世界各地の気象機関が計算したシミュレーション結果で今後の位置を比較すると、沖縄付近を通過して西に進む予測はなくなり、ほとんどが北から東へ進路を変える方向に揃ってきました。ただ、進路を変えるタイミングや場所には依然として大きな幅があります。

陸地の近くを通るかどうか、接近のタイミングがいつになるかを細かく絞り込めない状況です。高気圧の勢力やジェット気流の位置、上空の気圧の谷の近づくタイミングなどにより、進路が変わりますので、随時最新の情報を確認するようにしてください。

秋雨前線の北上で明日は関東など雨が降り出す

7日(水)夜の雨の予想

台風の接近に先駆けて秋雨前線が北上し、太平洋側の早い所では明日7日(水)午後になると雨が降り出します。夕方から夜にかけては関東以西の太平洋側の広い範囲で雨となる見込みです。

台風の動きが遅いため、週末から週明けにかけて雨が降りやすくなります。台風が日本列島の近い進路を進んだ場合は、大雨となるおそれがありますので、今後の情報に注意が必要です。

台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風14号の名前「チャンホン(Chan-hom)」はラオスが提案した名称で、木の名前が由来です。

参考資料など

気象衛星可視画像:NICT-情報通信研究機構

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