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台風14号の風と雨の影響予測〔停電リスク・総雨量・浸水被害〕

ウェザーニュース / 2020年10月9日 12時0分

ウェザーニュース

今週末の11日(日)にかけて、台風14号が本州の南を東進し、西日本から東日本に接近します。

台風14号の各地への影響を風と雨に分けて、停電リスク・総雨量・浸水被害予測を解説します。

〔風〕停電リスク

停電リスク予測

10月9日(金)9時現在、台風14号は直径385kmの暴風域を伴っています。現時点では暴風域は陸地にはかかっていません。この先、台風の北上に伴って、四国の太平洋沿岸や紀伊半島南部が風速25m/s以上の風が吹く暴風域に入るおそれがあります。

ただ、台風は既に発達のピークを越えているとみられ、この先は徐々に暴風の吹く範囲は狭くなることが予想されます。東日本では、暴風域に入るのは伊豆諸島のみとなる可能性が高くなっています。

西日本から東日本の沿岸部や島嶼部では非常に強い風が吹き、一部の地域では最大瞬間風速が30m/sを超える所がある見込みです。そういった場所では倒木等により停電が発生するおそれがあります。図中で黄色や赤に塗られた地域では、念のため停電に備えて対策をしておいてください。

東京、名古屋、大阪などの都市部では停電のリスクは低いとみられます。

〔雨〕総雨量・家屋浸水リスク

11日(日)夜までの72時間予想積算雨量

秋雨前線の影響で台風の接近前から雨の量が多く、伊豆諸島・八丈島では降りはじめからの総雨量が400mmを超えています。秋台風としては速度が遅く、時速20km程度以下で進む予想です。このため強い雨の時間が長く、雨量がかさむ可能性があります。

特に台風に向かって吹き込む南東の風の影響を強く受ける紀伊半島や、内陸部の冷たい空気と暖かな南風がぶつかり、沿岸前線と呼ばれる局地的な前線が形成される房総半島で雨が強まる見込みです。

9日(金)朝時点のウェザーニュースでは、11日(日)夜までの雨量が、三重県南部など紀伊半島の一部で300mm以上、関東でも千葉県などで200〜300mmの雨が降ると予測しています。

家屋浸水のリスク予測

既に大雨となっている伊豆諸島や、三重県、和歌山県などでは、図中で黄色に塗られた範囲に含まれる低地においては床下浸水等が発生するおそれがあります。

これらの地域では、浸水被害に加えて土砂災害等にも警戒をする用にしてください。

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