肺や喉、皮膚を養生する季節の秋は“白い食べ物”がオススメ!?
ウェザーニュース / 2020年10月12日 4時50分
東洋医学では四季によって養生する器官があり、秋は肺や喉、皮膚をいたわる季節です。乾燥する時期を迎え、インフルエンザが流行し、今シーズンは新型コロナとの同時流行も懸念されます。具体的にどう養生したらよいのでしょうか。
喉や鼻の粘膜を強化する
「秋は夏の暑さで疲れた体を潤す時期です。また次第に乾燥が進むので、肌は潤いを補い、喉や鼻の粘膜を強化し、肺も湿潤な状態を保つ必要があります」というのは、源保堂鍼灸院(東京都渋谷区)の瀬戸佳子先生(国際中医薬膳師)です。
「東洋医学では季節ごとに、どんな臓器を労わるべきか定められており、それに従えば気候に応じて体調を整えることができるようになっています。秋に対応する臓器は『肺』で、これは喉や鼻など呼吸器系全般を含みます。秋になると喉がイガイガしたり、喘息になりやすくなったりしますが、こうしたことからも秋の『肺』がいかに敏感か実感できるでしょう」(瀬戸先生)
秋は白い食べ物がオススメ
東洋医学では、体調を整えるために季節によってオススメの食べ物も定められており、呼吸器系が敏感になる秋は、白い食材がよいとされます。
「呼吸器系や皮膚は適度な潤いがあると機能が促進されますが、白い色の食材は、体を潤わせ、粘膜を強くするので、この時季の養生にピッタリなのです。
例えば、梨は体と肺を潤し口の渇きや肌の乾燥を解消し、余分な熱を取り去り喉の痛みをとる効果があります。また、疲労回復に役立つ山芋や長芋も同じく肺や身体を潤し、口の渇き、咳を抑える効能を持ちます。肌荒れに悩んでいる人には白ごまがオススメです。便秘を解消し、皮膚を潤す働きがあります」(瀬戸先生)
潤いをもたらす白い食材は他にもたくさんあると言います。
「レンコン、カブ、ナス、ユリ根、ギンナン、白キクラゲ、豆腐などもよいでしょう。特にレンコンは生で食べると体に潤いをもたらしますが、加熱して食べると内臓を養い疲れを取る効果も期待できます」(瀬戸先生)
白い食べ物には旬のものがたくさんあります。日常の食卓に一品、白いものを追加してみてはいかがでしょうか。
この記事に関連するニュース
-
秋の不調は「白い食材」で改善します。火を使わない「ズボラさん向け」薬膳レシピ【後編】
OTONA SALONE / 2024年9月19日 18時1分
-
秋口に体調が悪いなら「白い食材」を。料理が苦手な薬膳専門家が教える「ズボラさん向け」レシピ
OTONA SALONE / 2024年9月19日 18時0分
-
処暑のころから「気を付け始めるべき」季節の変わり目の食養生とは?【田野岡メソッド/二十四節気のかんたん養生】
OTONA SALONE / 2024年9月12日 16時0分
-
ポテトチップス&ジュース、深夜の動画「感染症を長引かせる人」の特徴と対策
ananweb / 2024年9月7日 20時40分
-
【オクラ】保水力が高く夏を乗り切るのに欠かせない野菜
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年8月30日 15時38分
ランキング
-
1「ジェネリック医薬品を選ばないと自己負担額がアップ」知らないと損 10月から変わる医薬品制度
BSN新潟放送 / 2024年9月19日 21時56分
-
2不信任案可決で斎藤知事「状況招いたのは私に責任」 今後の判断「しっかり考える」
産経ニュース / 2024年9月19日 18時6分
-
3袴田さん再審判決前に集会=姉「巌は無罪」、法改正訴え―東京
時事通信 / 2024年9月19日 19時34分
-
4調剤薬局の「I&H」、消費税16億円を不正還付か 国税指摘
毎日新聞 / 2024年9月19日 17時52分
-
5東北新幹線の分離トラブル、JR東日本が陳謝 4.5万人に影響
毎日新聞 / 2024年9月19日 17時24分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください