ラニーニャ現象継続 冬は西日本の日本海側で雪が多い予想(エルニーニョ監視速報)
ウェザーニュース / 2020年10月9日 14時25分
気象庁は今日9日(金)、最新のエルニーニョ監視速報を発表しました。
9月のエルニーニョ監視海域の海面水温の基準値との差は-1.1℃で、平年より低くなっています。対流活動は引き続きに平年に比べて不活発で、貿易風は平年より強い状況です。このような海洋や大気の状態はラニーニャ現象の特徴を示しており、夏から継続していると見られます。
太平洋赤道域の中部から東部に見られる海洋表層の冷水が冬にかけて維持され、東部の海面水温は平年より低い状態が継続すると考えられます。
エルニーニョ現象を予測するコンピューターシミュレーションの結果では、冬にかけて基準値より低い値で推移し、12月までは90%の確率でラニーニャ現象が継続する見込みです。
西・東日本の日本海側で雪が多くなる見込み
冬の降雪量の予想
ラニーニャ発生時の冬の天候は統計的に目立った特徴はないものの、偏西風の蛇行を引き起こして、日本付近に寒気の流れ込みやすいパターンになることがあります。
気象庁が9月末に発表した寒候期予報で、12~2月にかけての冬の降雪量は西東日本の日本海側で平年並みか多い予想となっています。西、東日本は気温も平年並みで冬らしい冬となる見込みです。
西日本の日本海側は2シーズン続けて、記録的な雪の少なさとなっているため、久しぶりのまとまった雪となりそうです。
参考資料など
気象庁より
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