今季一番の冷え込みで霜降りる 札幌・手稲山では初冠雪の観測

ウェザーニュース

今日15日(木)は、上空にこの時期としては強い寒気が流れ込み、北海道を中心に冷え込みが強まりました。

北海道釧路市の阿寒湖畔や十勝地方の上士幌町では、未明に－1.7℃まで気温が下がり、全国で今シーズン一番低い気温を更新しています。(富士山頂を除く)

この冷え込みによって、十勝地方の更別村では、草木に霜が降りている様子が撮影されました。

札幌から手稲山の初冠雪を確認

札幌市北区より見た手稲山（15日6時前に撮影）

また札幌管区気象台からは、手稲山が初冠雪したと発表がありました。平年より1日早く、昨シーズンより22日早い観測です。初冠雪の観測は大雪山系旭岳、利尻島にある利尻山に次いで、北海道で今シーズン3番目となります。

札幌市北区から撮影された写真を見ると、手稲山の一部が白くなっている様子が確認できます。

今週は寒さ続く 初雪や初霜観測の可能性も

北海道　週間天気・気温

北海道では今日このあとも日本海側を中心に雨が降りやすい一日です。上空には強い寒気が流れ込んでいるため、道北の平地でも雨に雪が混じる可能性があります。

また、この先1週間は朝晩は冷え込みやすく、札幌でも最低気温が10℃を、旭川では5℃を下回る日が多くなります。内陸では晴れて放射冷却が効いて、氷点下となる日も出てきます。そのため、初霜や初氷などさらなる冬の便りが届く日も近そうです。

参考資料など

写真：ウェザーリポート（ウェザーニュースアプリからの投稿）