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これからも続く感染症対策 ウイルスを10万分の1に減らす手洗い法

ウェザーニュース / 2020年10月15日 6時0分

ウェザーニュース

新型コロナウイルスの感染拡大がまだ心配される中ですが、そろそろインフルエンザの流行も気になる季節になってきました。

今日10月15日は「世界手洗いの日」です。この先も続く感染症対策のために、効果的な手の洗い方を今一度見直してみてはいかがでしょうか。

人は無意識で顔を触っている

次のような調査があり、ウイルス感染の多くは自分自身の手からといわれています。

米国の国立衛生研究所(NHI)が地下鉄の乗客を調査によると、吊り革や手すりを触る回数が1人平均3.3回、顔を触る回数が3.6回でした。別の調査で、人は3時間で鼻を平均16回、唇を平均24回触るという報告もあります。

つまり、外出の際は病原体が手に付着する機会が多く、その手で目・鼻・口を触ると感染するリスクが高くなるのです。

1分間の手洗いでウイルスが数十個に

したがって、外出から戻ったら必ず手を洗うことが感染予防の基本になります。

「手術室に入る外科医はヒジから先の手をおよそ15分かけて洗いますが、そこまでしなくても、外出から戻ったら石鹸やハンドソープを使って1分間は手洗いしてください」と、横浜相原病院(神奈川県横浜市)の吉田勝明院長は話します。

石けんやハンドソープを使うと、手の表面の皮脂に付着しているウイルスも洗い落とせます。手洗い前の手にウイルスが100万個付着していたとすると、1分間の手洗いで数十個(約0.001%)に減らせることになります。ここまですれば、食事前やトイレの後は流水で15秒の手洗いで十分です。

汚れた手で顔を触らない

「当たり前のことですが、手にウイルスが付いているだけではインフルエンザなどには感染しません。その手で顔を触るから鼻や口、目の粘膜にウイルスが付着して感染するのです。とはいっても人は無意識に顔を触ってしまうので、マスクをしていれば鼻や口を触らないですみます」(吉田院長)

吉田院長によると、咳やくしゃみによる飛沫感染より、自分の手を介しての接触感染のほうが何倍も多いと言います。

この先もマスクの着用と手洗いの徹底をして感染を予防してください。

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