秋冬に発生するダニ 加湿器や結露で増殖

ウェザーニュース / 2020年10月19日 5時1分

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「夏が終わったから、もうダニは安心」と思っていませんか。確かにダニの多くは高温多湿の6〜9月に発生します。しかし、気温が下がる秋冬を待っていたかのように発生するダニがいることを知っていますか?

温度15℃、湿度70%以上で発生するダニ

「イエニクダニという種類のダニは、温度15℃、湿度70%以上の環境を好むので、秋冬に発生することがあります。高断熱高気密の住宅で、秋冬は加湿器を使っていると、イエニクダニに快適な環境を与えることになります」というのは、アース製薬研究部の有吉立さんです。

イエニクダニは体長0.5mmほどなので少数なら目に見えませんが、大量に発生すると無数の小さな虫がうごめいているのがわかるので、気持ち悪さを感じるといいます。

「結露などで湿度が高くカビが生えているところに発生するため、押入れの中、家具の裏、壁面、畳などで見つかることが多いです」(有吉さん)

湿気で変質した貯蔵食品などにイエニクダニが湧くこともあり、そうなると食品を処分せざるを得なくなるそうです。

冬用の寝具に発生していることも

寒くなったので、押入れから羽毛布団や毛布を引っ張り出して使う人もいるでしょう。

「押入れは換気が悪く湿度が高いので、イエニクダニの絶好の環境です。結露していたりすれば、半年ぶりに使おうとした冬用寝具にイエニクダニが大量繁殖していてもおかしくありません」(アース製薬研究部・野村拓志さん)

イエニクダニを予防・駆除するには

「イエニクダニの発生を予防するには、タンスの裏や流し台の下によく風を通したり、押入れの空気を入れ替えることです。冬に発生するので結露に注意し、暖房時は隣室や押入れ、室内の隅々との温度差をなくすことが大切です」(有吉さん)

「イエニクダニが発生したら、ダニ駆除剤などをスプレーすればダニは死にます。ただし、そのままにすればハウスダストになって、アレルギーの原因になったりするので、掃除機で吸引して除去してください。その後はダニを寄せ付けないダニ忌避剤を使えば再発生を予防できます」(アース製薬研究部・浅井一秀さん)

秋冬になっても発生するイエニクダニですが、乾燥に弱く湿度が50%以下になるのは苦手です。加湿器を使っている家庭は、温湿度計を使って、湿度を70%以下に保ち、結露しないように注意してください。

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