12月といえば「師走」 他にも呼び方がある?
ウェザーニュース / 2020年12月1日 5時0分
早いもので、12月に突入しました。
12月といえば「師走(しわす)」と、旧暦の呼び方を思いうかべる方も多いかもしれません。
僧侶が走り回る忙しさ
「師走」の由来は、僧侶のような普段落ちついている人でも、この月は多忙で走り回るようになるという意味から名付けられたという説があります。
では、なぜ僧侶は歳末に忙しくなるのかというと、毎年年末に仏名会(ぶつみょうえ)という法要があるからです。
歳末に仏さまや菩薩(ぼさつ)の名を唱え、その年にしてしまった様々な罪に懺悔(ざんげ)し、身も心もきれいになるように祈念する法要のことです。
一般の方も法要に参加できますが、参加できない人たちにかわって、僧侶があちこちの寺院にいって法要を行います。
極月や春待月も12月を表す
実は、他にも呼び方があるのをご存知ですか?
12月は1年の最後の月の意味から「極月(ごくげつ、ごくづき)」、「窮月(きゅうげつ)」、「限りの月(かぎりのつき)」などの異称があります。
また、古い年を除くという意味で、「除月(じょげつ)」とも呼ばれます。
これは、大晦日の晩を「除夜(じょや)」と呼ぶのと同じ理由です。
この他にも「梅初月(うめはつづき)」や「春待月(はるまちづき)」といわれ、春への期待が込められた意味でも呼ばれることもあります。
1年の終わりであると共に、新しい一年に思いを馳せる月でもあることが分かりますね。
参考資料など
【参考文献】
365日「今日は何の日か?」事典 講談社カルチャーブックス
現代おさかな事典
【写真】
ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
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