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ゆずの種を捨てるのはもったいない? 自家製「ゆず種化粧水」の作り方

ウェザーニュース / 2020年12月6日 5時0分

ウェザーニュース

ゆずの季節がやってきました。香りがとても良く、酸味もほどほどで鍋物には欠かせない冬の柑橘類の一つです。ゆずは種にも栄養分が含まれているため、捨てるのはもったないと、野菜ソムリエプロの吉田謹子さんはいいます。詳しい話を伺ってみました。

ゆずの種のヌルヌルに美肌効果が

「ゆずの種を触るとわかるのですが、表面がヌルヌルしています。これは水溶性食物繊維の一種であるペクチンです。ペクチンは保湿性が高く、コラーゲンの組織を束ねる働きもあるので美肌効果が期待できます。

また、ゆずには精油成分がありますが、成分は主に血行促進作用やリラックスの効果があるリモネンです。リモネンは種にも含まれているので、捨てるのはもったいないのです」(吉田さん)

ゆずの種で作れる美肌化粧水

それでは種はどのように活用したらよいのでしょうか。ゆずの生産量日本一を誇る高知県にある馬路村(うまじむら)農協の本澤侑季さんに作り方を教えてもらいました。

「保湿成分たっぷりのゆずの種を焼酎に漬けると、簡単に手作りの化粧水ができます。ボディローションとしてもオススメです」(本澤さん)

【材料】
・ゆずの種
・化粧水製造用ビン(種と焼酎が入るもの)
・保存用のビン
・20度の甲類焼酎(ゆずの種の4〜5倍量)

【作り方】
(1)ビンをよく洗った後、沸騰したお湯でビンを殺菌する
(2)ゆずの種を取り出す。できるだけ早めの使用がおすすめ
(3)ビンにゆずの種と焼酎を入れる
(4)キャップを閉め冷暗所に保管し毎日ビンをやさしく振る
(5)7~10日後中身がトロトロになったら種を取り出し、熱湯殺菌した別の空ビンに移す
(6)自家製ゆず種化粧水の完成

「取り出したゆずの種は、種についた果肉などで肌に刺激を感じることがあるので、一度洗うことをおすすめしています。取り出したあとは、カビを防ぐためにできるだけ早めに焼酎に漬けるのが良いでしょう。焼酎は無色透明で独特の香りが弱い甲類の焼酎がよいと思います」(本澤さん)

試してみると、最初はヌルヌルしていても、いつの間にか肌に馴染んですべすべになります。ほんのりゆずの香りも楽しめるゆず化粧水、これからの乾燥の季節には活躍しそうですね。

※肌への使用前には、上腕部の内側など皮膚の薄い部分で試してからご使用ください

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