ラニーニャ現象は冬の間継続可能性高い 日本には寒気が流れ込みやすい(エルニーニョ監視速報)
ウェザーニュース / 2020年12月10日 15時15分
気象庁は今日10日(木)、最新のエルニーニョ監視速報を発表しました。ラニーニャ現象は少なくとも冬の間は継続する可能性が高いと見られます。来週以降は寒気の南下も予想され、この冬は暖冬だった昨冬とは一転して寒くなる見込みです。
11月のエルニーニョ監視海域の海面水温の基準値との差は-1.2℃で、平年より低くなっています。対流活動は引き続きに平年に比べて不活発で、貿易風は引き続き平年より強い状況です。このような海洋や大気の状態は先月と変化がなく、ラニーニャ現象が継続していると見られます。
太平洋赤道域の中部から東部に見られる海洋表層の冷水が冬の間は維持され、東部の海面水温は平年より低い状態が継続すると考えられます。
エルニーニョ現象を予測するコンピューターシミュレーションの結果では、基準値より低い値で推移し、年明けの1月までは90%の確率でラニーニャ現象が継続する見込みです。春になると平常の状態に戻る可能性があり、ラニーニャ現象が続く確率は3月になると60%、4月は50%に下がります。
この冬は冬らしい寒さに
この先1か月の平均気温
ラニーニャ発生時の冬の天候は統計的に目立った特徴はないものの、偏西風の蛇行を引き起こして、日本付近に寒気の流れ込みやすいパターンになることがあります。
今日発表された1か月予報では、1月上旬にかけての平均気温が北日本で低く、東日本と西日本でも平年並みか低い予想となっています。日本海側は雪や雨の量が多いと見られ、昨冬とは一転して、冬らしい冬になる見込みです。
新型コロナウイルスの感染も広がっていますので、普段の冬以上に体調管理に心がけるようにしてください。
参考資料など
気象庁より
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