北陸は明日15日(火)にかけドカ雪と雷雨 JPCZの影響で荒天のおそれ
ウェザーニュース / 2020年12月14日 18時0分
今冬初の寒波によって今日14日(月)は富山、金沢、福井で相次いで初雪を観測しました。北陸では明日15日(火)にかけて局地的に雪が強まり、ドカ雪となるおそれがあります。沿岸部では雷雨やアラレ、突風にも警戒が必要です。
日本海では北よりの風と西よりの風がぶつかり合う収束線が形成されて、周辺では雲が発達しやすくなります。この収束線はJPCZ(日本海寒帯気団収束帯)と呼ばれるものです。
活発な雲が次々に流れ込むことで、内陸部では断続的に雪が強まり、山沿いでは24時間で30~50cmの新たな雪が降る見込みです。沿岸部では雨が強まり、雷や激しいアラレ、突風を伴うおそれがあり荒天に見舞われます。外出の必要がある場合は、十分に警戒をしてください。
JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)とは?
![](https://smtgvs.weathernews.jp/s/topics/img/202012/202012140205_box_img2_A.png?1607933794)
JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)の仕組み
日本海には、対馬海流という暖流が流入している影響で、比較的海水が暖かくなっています。冬型の気圧配置の吹く冷たい風が、朝鮮半島の北部に位置する長白山脈によっていったん二分されます。
その後、風下である日本海の上空で再び合流。風と風がぶつかることで、雲の発達しやすいラインが形成。このラインが「JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)」です。
JPCZが形成されると、北陸や山陰などで集中的に雪が降るケースがあるため、注意が必要になります。
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