週間天気 寒気襲来で大雪に警戒 東京は晴れても防寒必須
ウェザーニュース / 2020年12月15日 6時1分
■この先1週間のポイント■
・寒気襲来 北陸や東北は大雪に警戒・東海や西日本でも初雪や積雪のおそれ
・全国的に厳しい寒さ 氷点下続出か
寒気襲来 北陸や東北は大雪に警戒
予想積雪量(18日(金)朝までの72時間)
17日(木)頃にかけて冬型の気圧配置が強まり、今季これまでで最も強い寒気が日本列島付近に流れ込みます。
北日本の日本海側や北陸では断続的に雪が降り、18日(木)朝までに場所によっては新たに150cmを超える雪が積もる大雪となるおそれがあります。
<予想積雪量(18日(金)朝までの72時間)>
北海道日本海側 50cm前後
東北日本海側 100cm前後
北陸山沿い 150cm前後
近畿山沿い 50cm前後
山陰山沿い 50cm前後
※いずれも多いところで
風向きや地形によっては短時間で急速に積雪が増加するおそれがあるため、視界不良や路面状況の悪化、着雪による停電などに注意、警戒してください。
東海や西日本でも初雪や積雪のおそれ
今シーズンの初雪観測
今週は北日本だけでなく、東日本や西日本の大部分が上空約1500mで−6℃以下の寒気に覆われます。降水があれば平地でも雪となるほどの強さの寒気です。
今朝は京都や岐阜など近畿や東海の一部で初雪が観測されましたが、名古屋などでも初雪となるところがありそうです。初雪からいきなり積雪となるおそれがあり、ウェザーニュースでは名古屋など濃尾平野でも積もる可能性があると予想しています。
路面状況の悪化や凍結によるスリップ事故、転倒などに注意をしてください。峠道などでは冬タイヤやチェーンを装備していない車は立ち往生してしまうことも考えられます。気象情報とともに道路交通情報もよく確認するようにしてください。
寒気の流れ込みは17日(木)以降にいったん弱まる傾向です。
全国的に厳しい寒さ 氷点下続出か
上空の寒気の流れ込み弱まるまでは日に日に寒くなっていきます。
特に晴れた朝は冷え込みが強まり、東京や名古屋、福岡など各主要都市でも0℃近い冷え込み、八王子などでは氷点下の冷え込みを予想しています。
朝だけでなく昼間も気温はあまり上がらず、札幌では最高気温が0℃未満の真冬日が続き、沖縄の那覇でも最高気温が20℃に届かないなど、年末年始頃の寒さになる見通しです。
今年の11月から12月上旬までは季節の歩みがゆっくりでしたが、今週は一気に真冬の寒さになります。厚手の真冬のコートやマフラー、手袋、ニット帽、カイロなどを準備して、真冬と同じような寒さ対策を行うようにしてください。
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