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年越し寒波で全国的に荒天警戒 30日(水)以降は西日本でも大雪に

ウェザーニュース / 2020年12月27日 11時50分

ウェザーニュース

年末は非常に強い寒気が日本列島の上空に流れ込んで、冬型の気圧配置が強まります。年越し寒波に警戒が必要です。

30日(水)の朝には低気圧が関東沖に達し、北東に進みながらさらに発達する予想となっています。低気圧の後ろ側は中国大陸からの北西の風が強まって、西日本から強い寒気が一気に流れ込んでくる見込みです。

西日本の上空1500m付近で-12℃前後の、一冬に一度あるかないかの強さで、西日本の日本海側や東シナ海側では雪の降る所が多くなります。

大晦日は広域で大雪に警戒

31日(木)大晦日の雨・雪の予想

31日(木)大晦日にはさらに冬型の気圧配置が強まり、日本海には異なる風がぶつかり合う、JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)が形成される可能性があります。JPCZが顕著に現れると雪雲が発達して、狭い範囲に強い雪が集中することがあります。山沿いでは24時間で1m以上、平野部でも50cmを超えるような大雪となって、大規模な立ち往生や停電の発生などに警戒が必要です。

上空の寒気が強く雪雲が発達するため、雪は日本海側のみに留まらず、太平洋側や瀬戸内海側まで拡大し、名古屋、広島などでも雪が予想されます。また、九州の南部でも雪になり、標高の高い内陸部や山沿いで雪が積もってもおかしくありません。

普段雪の積もらないような所で積雪があると、スリップ事故などが起こりやすくなります。年末年始で慣れない道を走るケースも考えられますので、より慎重に行動をしてください。

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