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年越し寒波で明日から大雪や猛吹雪のおそれ 立ち往生や停電にも警戒

ウェザーニュース / 2020年12月29日 15時50分

ウェザーニュース

明日30日(水)から年明けにかけて、日本列島を「年越し寒波」が襲います。日本海側を中心とした広い範囲で警戒が必要です。

■ 年越し寒波のポイント ■

・北陸~山陰は大雪で立ち往生リスク
・山沿いは2m近く積雪増加も
・関東はじめ全国的に極寒の年越し

明日は急速に冬型の気圧配置強まる

30日(水)朝の予想天気図

明日30日(水)の午後は低気圧が日本列島の東の海上で急発達し、日本付近は非常に強い冬型の気圧配置になります。低気圧の後ろ側は等圧線の間隔が非常に狭く、西日本から北陸にかけての沿岸部は瞬間的に25m/sを超えるような暴風が吹き荒れます。

また、上空1500m付近で-12℃以下の寒気が夜にかけて西日本まで南下する見込みです。ひと冬に一度あるかないかという強さの寒気で、西日本は山沿いから段々と雪に変わり、夜には九州や四国の平野部でも雪になる所があります。風が吹き荒れている状況で雪に変わると、吹雪になって視界が急激に悪化しますので、明日の午後以降に車で移動する場合は、路面への積雪に加えて吹雪にも警戒をしてください。

大雪で立ち往生や停電のおそれも

30日(水)夜の雪・雨の予想

短期間に大量の雪が降る状況で、動けなくなる車が出ると、大規模な立ち往生につながります。山陰や近畿北部、北陸などは北よりの風と西よりの風がぶつかり合うことで形成される、JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)周辺の発達した雪雲がかかるおそれがあります。1時間で5cmを超えるような強い雪が集中的に降って積雪が急増し、特に立ち往生リスクが高くなる見込みです。

明日30日(水)から年明けにかけての車での移動は極力避け、やむを得ない場合も、冬用タイヤや滑り止め、スタックした時の装備などを行い、最新情報をしっかりと確認の上、慎重な行動をお願いします。

また、湿った雪が大量に降ることで、送電施設に影響が及び、停電の発生することもあります。念のためこちらの対策も行っておくと良さそうです。

山沿いは2m近い積雪のおそれ

年末年始の雪・風のピーク

年明けにかけて予想される雪の量は、北陸の山沿いが最も多く、元日夜までに新たに1mを超える雪が積もる予想となっています。これは平均的な予想ですので、局地的には2mに迫るような雪が積もってもおかしくありません。

西日本でも近畿北部から山陰にかけて50cm前後の雪の降る所があり、四国や九州の山沿いでも5~20cmの積雪が予想されています。大阪など関西エリアや名古屋など濃尾平野でも雪が降り、年明け寒波で雪の心配がほとんどないのは、関東平野と九州の太平洋沿岸などごく一部です。

年明けは全国的に氷点下 内陸部は水道管凍結に注意

年末年始の天気

寒気のピークになる大晦日から元日にかけては全国的に寒さも厳しくなります。元日の最低気温は東京や名古屋が-1℃、大阪で0℃など関東以西でも0℃前後まで冷え込む所が多い予想です。

内陸部では-5℃を下回るような所もあり、屋外に配管されているような水道管が凍結する可能性があります。年明け前に念のため対策をしておくと安心です。

2日(土)以降は寒気が北上するため、関東以西では昼間の寒さは幾分、和らぎます。一方で、朝晩は放射冷却現象の強まりもあり、冷え込む日が続きます。年末年始の寒さで体調を崩さないよう、十分に注意をしてください。

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