爆弾低気圧が日本海から北日本へ 「年越し寒波」以上の暴風雪や大雪に厳重警戒

ウェザーニュース / 2021年1月5日 15時45分

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7日(木)は日本海で低気圧が猛発達し、北日本を通過する見込みです。今週後半は台風並みの暴風となって大荒れとなるおそれがあります。低気圧の後ろには10年に一度レベルの非常に強い寒気が控えているため、全国の広い範囲で大雪や暴風雪、低温などに警戒が必要です。

「爆弾低気圧」で全国的に暴風のおそれ

7日(木)昼の風向・風速の予想

7日(木)は中国大陸から寒冷渦が近づくため、日本海に発生した低気圧が急速に発達する見込みです。24時間で30hPa前後、気圧が低下する可能性があり、いわゆる「爆弾低気圧」と呼ばれるような急発達になります。

7日(木)正午の風の予想では、西日本から東北にかけての広い範囲で平均10m/s以上の風が吹き、青森県深浦町では16m/s、鳥取県境港市や千葉県銚子市では18m/sに達する見込みです。瞬間的にはこの1.5~2倍の強さの風速となり、30~40m/sの暴風に見舞われるおそれがあります。風の強い状況は8日(金)にかけても続く予想です。

これだけの風に雪が加わると猛吹雪になって視界が悪化、ホワイトアウトとなることもありますので、屋外での移動が困難になります。

短期間の積雪急増に警戒

雪・風のピーク

低気圧が東に抜ける8日(金)は日本付近が強い冬型の気圧配置となり、年末から年始に日本列島を襲った「年越し寒波」以上の強い寒気が南下する予想です。九州や中四国などの西日本でも内陸部や山沿いを中心に大雪への警戒、市街地でも積雪に対する備えが必要になります。

北よりの風と西よりの風がぶつかり合って形成される、JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)周辺の発達した雪雲が広がりやすい北陸などで、集中的に雪が降る見込みです。山沿いの多い所では7日(木)から9日(土)の3日間で1~2mの大雪となる可能性があり、暴風雪によるホワイトアウトや吹き溜まりなども懸念されます。

また、この冬は雪が非常に少ない帯広など、北海道太平洋側でも湿った雪が強まり、今季最初の積雪が30cm前後の大雪になる所がある見込みです。雪への備えをしっかりと行ってください。

積雪による交通障害(立ち往生に起因する大規模な車両滞留など)や、吹雪による視界不良、小屋などの倒壊、着雪による停電などに対して、厳重な警戒が必要です。

関東以西も内陸部は水道管凍結に注意

7日(木)~11日(月)の予想最低気温

これだけの強い寒気に覆われるため、全国的に気温も低くなります。特に気温が下がるのは8日(金)や9日(土)の朝で、熊本市では-5℃を予想。京都市やさいたま市など内陸部でも-3~-4℃の厳しい冷え込みとなる見込みです。

一般的に-4℃を下回ると屋外の水道管などの設備が凍結し、給水が不能になる事があります。最悪の場合は設備が損傷したり、水道管が破裂してしまうことも考えられます。2016年の寒波で最も大きな影響が出た、福岡県大牟田市では-7℃を観測していました。同様の寒さが予想される地域では、事前の対策を行っておくと安心です。

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