福井市で積雪100cmを超える 発達した雪雲が継続し夜間は外出危険に
ウェザーニュース / 2021年1月9日 20時30分
日本海で形成された活発な雪雲の列が、北陸地方に流れ込みやすい状況が続き、引き続き大雪への警戒が必要です。
雨雪レーダーの画像を見ると、日本海から東に伸びる雪雲が福井県と石川県の県境付近に向かい、さらに富山県から新潟県にまで広がっている状況です。濃いピンク色に表示されている活発な雪雲があちらこちらに見られ、こうした雪雲が通過することで、1時間に5cmを超えるような激しい雪となります。
大量の雪が積もり夜間の外出は危険
福井県福井市の様子
20時までの1時間に降った雪の量は、新潟県糸魚川市・能生で6cm、石川県加賀市・加賀菅谷で5cm、新潟県上越市・高田で4cmを観測しました。各地で積雪も増加しており、福井市で3年ぶりの大台となる103cm、上越市・高田は202cmに達しています。
夜間帯に強い雪が降ることで、視界が悪くなることに加え、これまでに大量の雪が降ったことで、除雪されていない歩道は歩くことが出来ない状況になっています。福井市で撮影された写真でも、歩道が雪に埋め尽くされ、車道も雪によって道幅が狭くなっていることがわかります。夜間帯の外出は危険を伴いますので、できるだけ避けるようにしてください。
除雪作業は入念な安全確認を
10日(日)夜までの積雪の予想
強い雪は明日10日(日)の昼頃にかけて続く見込みで、24時間の積雪の予想は、北陸の山沿いで50cm以上、平野部でも20~50cmの積雪が予想されます。山陰から近畿北部、北日本の日本海側でも20cm前後の雪が予想され、強い風により吹き溜まりになるとさらに多くなる所があります。九州は今夜、一時的に雪の強まる可能性があり、山沿いでは10cm前後、市街地でも数cm程度の雪が積もる予想です。
倒木や樹木の垂れ下がりによる停電や鉄道の線路支障が発生したり、積雪による線路のポイント故障や路面凍結によるスリップ事故の発生、都市高速の通行止め、立ち往生による大規模な車両滞留などに発展するおそれがあります。屋根からの落雪の危険性も高まり、山間部では雪崩に警戒が必要です。
雪が落ち着いたタイミングで除雪作業を行う方が多いかと思われますが、大量の雪が降ったため普段よりも危険性が増しています。入念な安全の確保をした上で、作業を行ってください。
参考資料など
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
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