北陸でさらに積雪増加 新潟は夕方まで大雪警戒

ウェザーニュース

7日(木)からの寒波により大雪となっている北陸では、今朝にかけてさらに積雪が増加したところがありました。新潟県上越地方では積雪の深さが平年の4倍超の3メートルに迫っているところもあります。

北陸では大雪のピークを越えつつありますが、新潟県の上越や中越などでは今日夕方までさらなる積雪の増加に警戒が必要です。

昨晩から＋30cm超降雪のところも

北陸では昨夜から低気圧の通過で雪が強まり、今日11日(月)9時までの12時間降雪量は、新潟県妙高市の関山で36cm、長野県小谷村の小谷（おたり）で34cmを観測するなど、積雪がさらに増加しています。

▼今日11日(月)10時の積雪の深さ（平年比）
　肘折（山形県大蔵村）　　330cm（209%）
　安塚（新潟県上越市）　　292cm（417%）
　十日町（新潟県十日町市）286cm（292%）
　酸ヶ湯（青森県青森市）　285cm（137%）
　津南（新潟県津南町）　　262cm（202%）
　高田（新潟県上越市）　　248cm（590%）

上越・中越では夕方まで強い雪に警戒

冬型の気圧配置が緩むため、強い雪の降るところは徐々に減っています。ただ、新潟県の上越や中越では今日の夕方までは雪の降りやすい状況が続きます。今回の大雪で除雪が追いつかないほどの積雪となっているところでは、さらに積雪が増加するおそれがあります。

雪の強い間はなるべく外出は控えてください。雪かきや雪下ろしの際には、屋根からの転落や崩れた雪に埋もれてしまうなどの事故に十分注意してください。作業は一人で行わず、町内で一斉に作業を行うなどして複数人行ってください。

参考資料など

写真：ウェザーリポート（ウェザーニュースアプリからの投稿）