今夜は北陸などで局地的な激しい雪に警戒 西日本でも積雪のおそれ
ウェザーニュース / 2021年2月8日 16時30分
今日8日(月)の日本付近は強い冬型の気圧配置が続いていて、日本海側は断続的に雪が降っています。
今夜は寒気のピークとなることや、上空の気圧の谷が通過することで、北陸を中心に強い雪に警戒が必要です
今夜は局地的な激しい雪で積雪急増も
日本海側を中心に雪が降り続き、15時までの12時間で降った雪の量は北海道新篠津で24cm、新潟県関山で21cm、岩手県湯田で18cmに達しました。
夕方から夜にかけては上空の気圧の谷が通過する影響で、大気の状態が非常に不安定になります。北陸から山陰にかけて雪雲がさらに発達し、雪の強まる所がある見込みです。
局地的には1時間に10cm前後の雪になり、積雪が急増するおそれがあります。短時間の強い雪で道路状況が急速に悪化し、立ち往生をきっかけとした交通障害につながってもおかしくありません。
寒気の南下で関西エリアも積雪のおそれ
8日(月)今夜は上空1500m付近で-9℃以下の強い寒気が西日本まで南下し、近畿北部から山陰の平野部でも雪に変わる見込みです。
北よりの風が強く吹くため雪雲は京都や滋賀、奈良などまで広がって、明日の朝にかけて所々で積雪の可能性があります。
夜間に車で移動をする場合は冬用タイヤや滑り止めを用意し、路面状況に十分な注意が必要です。
明日9日(火)夕方までの24時間に予想される新たな積雪は、北陸から東北南部の山沿いで50cmを上回る予想となっています。平野部でも広い範囲で10~30cmの雪が積もり、近畿北部や山陰の山沿いでも10cm以上が見込まれます。
週末の気温上昇や雨で、雪面の状況が変化した上に、比較的短期間で積雪が急増することで、雪崩や屋根からの落雪などの危険性が高まると考えられます。除雪などを行う際は警戒が必要です。
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