関東南部や九州で花粉飛散が本格化 東京は平年より1週間早い
ウェザーニュース / 2021年2月15日 14時45分
ウェザーニュース花粉飛散傾向【2021.02.15発表】
ウェザーニュースでは、昨日14日(日)までに東京を含む関東南部から九州の1都16県で基準(※)を超える花粉飛散が観測されたことなどを受けて、本格的に花粉が飛散し始めたことを発表しました。
東京都では平年より7日早く、花粉が本格的に飛び始めたことになります。
■ ポイント ■
・花粉症の"つらい"割合が増加・2月中に北陸や東北でも飛散開始予想
・関東のスギ花粉ピークは3月中旬まで
※基準:花粉観測機「ポールンロボ」の3割以上が1日10個以上の花粉を2日観測
花粉症の"つらい"割合が増加
花粉症の症状報告
関東では花粉症の症状がつらいと感じている割合が増えており、特に14日(日)は「つらい」と「非常につらい」の割合がこの1週間で最も多くなっています。
14日(日)は前線に向かって流れ込む暖かく湿った空気の影響で東京も20℃近くまで気温が上がったため、花粉が飛びやすかったとみられます。
2月中に北陸や東北でも飛散開始予想
この先20日(土)頃になると西から寒気が去り、代わって南から暖かい空気が流れ込んで再び気温が上がる予想です。これに伴い、2月下旬には西日本、東日本の広範囲でスギ花粉の飛散ピークに入り、北陸や東北でもスギ花粉の飛散が始まる見込みです。
関東などスギ花粉ピークは3月中旬まで
2月下旬には西日本・東日本の広範囲でスギ花粉の飛散ピークに入り、北陸や東北でもスギ花粉の飛散が始まるとみています。北陸や東北では、3月上旬から中旬にかけて飛散ピークに入る見込みです。
3月後半になるとスギ花粉の飛散は徐々にピークを越えて、西日本からヒノキ花粉の飛散が増えてきます。3月中旬から 4月下旬にかけて西日本・東日本を中心にヒノキ花粉の飛散ピークを迎える見込みです。
シラカバ花粉が飛散する北海道は、道南・道央ではゴールデンウィーク前後、道北・道東では5月中旬に飛散ピークとなる予想です。
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