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東北北部や北海道で風雨強まる 明日は猛吹雪や大雪に警戒

ウェザーニュース / 2021年2月15日 20時20分

ウェザーニュース

三陸沖を北上中の低気圧は急発達を続けており、15日(月)18時までの24時間で中心気圧が38hPa低下、いわゆる「爆弾低気圧」となっています。低気圧の北上に伴って雨や風の強いエリアも北に移り、東北北部から北海道にかけて風雨が強まってきました。

東北太平洋側で風雨強い

青森県東通村の様子

特に荒れた天気となっているのは低気圧に最も近い東北北部の太平洋側です。20時までの1時間に岩手県宮古市・区界で14.0mm、岩泉町・小本で13.0mmの強い雨となりました。そのほかの東北北部や北海道にかけても雨雲は広がっています。南からの暖かな空気が流れ込んでいるため、北海道でも雪になっている所は少なく、大部分が雨です。

風も強まっていて、岩手県大船渡市では20時07分に21.7m/s、福島県広野町では19時41分に27.1m/sの最大瞬間風速を観測しています。夜間帯で周囲の状況が確認しにくいので、夜の間に車での移動をせざるを得ない場合は、速度を落とすなど安全の確保が必要です。

明日は寒気が流れ込み冬の嵐に

16日(火)夜までの積雪の予想

低気圧はさらに発達しながら北上を続け、台風並みの勢力となり明日早朝に北海道の道東地方を通過、オホーツク海へと進む見込みです。根室地方や釧路地方など道東エリアでは、低気圧の最接近と満潮時刻が近いことから、高潮のおそれがあります。気象台は高潮警報発表の可能性があるとしており、低地の浸水に警戒をしてください。

明日は冬型の気圧配置が強まり、北日本の上空1500m付近には-12℃以下の強い寒気が流れ込んできます。雨から雪に変わり、北海道の山沿いでは夜にかけての24時間で50cm以上の大雪となる見込みです。

風が非常に強く瞬間的には30~40m/s、局地的にはそれ以上の暴風は予想されます。雪にこれだけの風が加わることで、今シーズンでは最も酷い猛吹雪となってもおかしくありません。

ほとんど視界の効かないホワイトアウトの状態になることも考えられるため、できるだけ外出を避けるようにしてください。

参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)

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