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虹色に輝くダイヤモンドダスト 北海道・下川町で今朝撮影

ウェザーニュース / 2021年2月24日 8時25分

ウェザーニュース

今日24日(水)は北日本の上空1500m付近には-15℃以下の寒気が流れ込み、冷え込みが強まっています。

北海道上川地方の下川町では、キラキラと輝く”ダイヤモンドダスト”が空気中を舞う様子が撮影されました。そして、太陽の差し込む角度によって、その一部が少し虹色に染まって見えています。太陽光が差し込む角度や強さ、空気中を漂う氷の粒の具合によって、虹色に見られたと考えられます。


同じ北海道でも札幌周辺では雪が降っていますが、道北や道東の内陸では、今朝は晴れていて、地上付近の熱が上空へ逃げる放射冷却現象が働き、冷え込みが強まりました。

この動画・写真が撮影された上川地方の下川町では、今朝の最低気温は-17.9℃を観測しました。

ダイヤモンドダストとは?

気温が非常に低くなると、空気中の水蒸気が凍ります。(現象の名前としては「昇華」)
その氷の結晶となったものに、太陽の光が当たってキラキラと輝いて見える現象のことを「ダイヤモンドダスト」と呼び、細氷ともいいます。

この時、氷の結晶は、空気中に浮いているというよりは、降ってきている(上から下に移動している)状態になります。
※空気中に浮いているだけだと、氷霧(こおりぎり)という現象になります。

ダイヤモンドダストができやすい条件

キラキラと輝く神秘的な現象ですが、見られる条件はとても限られています。

◆-15℃以下など、かなり冷え込むこと

◆風があまりないこと(風が強いと氷の結晶ができにくい)

◆晴れていること(晴れていないと、キラキラ光らない)

◆ある程度の湿度も必要(乾燥しすぎていると、氷の結晶ができにくい)


しっかりとした霧が発生してしまうと、太陽光が届かず光らなくなったり、氷の結晶になりにくかったりしてしまうこともあります。

極寒地域ならではの美しい風景。厳しい寒さの中で生活するのは大変ですが、一度は見てみたい冬の現象ですね。

参考資料など

写真・動画:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)

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