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ラニーニャ現象は春に終息へ 気温は高めの傾向が継続(エルニーニョ監視速報)

ウェザーニュース / 2021年3月10日 16時47分

ウェザーニュース

気象庁は10日(水)、エルニーニョ監視速報を発表しました。昨年夏以来、ラニーニャ現象が続いています。

2月のエルニーニョ監視海域の海面水温は基準値より0.6℃低くなり、ラニーニャ現象発生の基準を満たしていました。

太平洋赤道域の日付変更線付近の対流活動は平年より不活発で、中部の貿易風(東風)は平年よりも強くなりました。

このような海洋と大気の状態はラニーニャ現象の特徴を示しています。ただ、日本付近へのラニーニャ現象の影響は明瞭には見られませんでした。

春の間にラニーニャ現象が終息する可能性が高い

太平洋赤道域の西部から中部では、海洋表層の暖水の東進が始まっており、今度もそれが継続して、東部の海面水温が平年より低い状態は解消に向かう見通しです。

エルニーニョ・ラニーニャの動向を予測するコンピューターシミュレーションの結果も考慮すると、春の間にラニーニャ現象が終息する可能性が高く、夏は平常の状態になる可能性が高いと見られています。

夏にかけても気温高め

日本付近へのラニーニャ現象の影響は明瞭には見られておらず、全球で大気全体の温度が高い状態が続きそうです。

3月4日(木)発表の1か月予報によると4月上旬にかけての日本付近の気温は高い状態が継続する見込みです。

その後、夏にかけても平年並みか高い傾向となる予想です。

参考資料など

気象庁より

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