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桜とそっくりな、この花の名前を知っていますか?

ウェザーニュース / 2021年3月12日 5時0分

ウェザーニュース

暖かい日が続き、 春の兆しを感じる今日この頃。昨日11日(木)、広島で桜の開花が発表され、全国で今年初のソメイヨシノ開花となりました。
最近は、つい桜の樹に目がいってしまうという人も多いのではないでしょうか。ところで、桜と間違いやすい花として、よく梅や桃があげられますが、他にもそっくりで見分けにくい花があるのです。

「桜の開花の前に咲き、よく桜と間違われるものに、ベニバスモモやアーモンドがあります。実はソメイヨシノもベニバスモモもアーモンドも、バラ科サクラ属で同じです。だから花が似ているのです」と話すのは、プリザーブドフラワーアレンジと販売を行うアトリエはなこ(大阪府豊中市)の1級フラワー装飾技能士・野中明子さん。

ベニバスモモやアーモンドはどのような特徴があるのでしょうか?

スモモの仲間「ベニバスモモ」

ベニバスモモの花

ベニバスモモは漢字で「紅葉李」と書き、開花はソメイヨシノより例年1週間から2週間早く、街路樹などに使われていることも多いので、ソメイヨシノによく間違われるそうです。

「見分け方としては、ソメイヨシノは花が終わってから葉が出てくるのに対し、ベニバスモモは花が咲き始めるのと同じ頃から小さな赤みがかった葉が現れます。

花はソメイヨシノより少し小さく、花びらの形も少しソメイヨシノと異なります。ソメイヨシノは花びらの先に切り込みが入っていますが、ベニバスモモは切り込みがなく丸くなっています。

この時期、大阪では大阪城のベニバスモモがとてもきれいに咲きます」(野中さん)

スモモの仲間なので、実は7月から8月に収穫が出来て食べることも可能ですが、酸味が強いとのことです。

実だけでなく花にも注目したい「アーモンド」

アーモンドの花

アーモンドは実についてはよく知られていますが、花の印象はあまりありません。

「花は桜にそっくりで、ソメイヨシノより2週間ほど早く開花します。ソメイヨシノとの区別の付け方は、ソメイヨシノは花柄(かへい・花がついている緑色の軸)の先に花をつけますが、アーモンドには花柄がなく、枝から直接花を咲かせます。

アーモンドは花が終わった後、実が徐々に膨らんできます。その後、梅雨の頃に実が熟してきて、夏になると収穫時期を迎えるのです」(野中さん)

桜に比べてあまり知られていないかもしれませんが、ベニバスモモやアーモンドの花も思いがけない所にありますので、この時期に探してみると、散歩の楽しみが増すことでしょう。


参考資料など

取材協力/アトリエはなこ(https://atelier875.com/)

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