富士山に笠雲 雪化粧深まり青空に映える
ウェザーニュース / 2021年3月15日 12時20分
今日15日(月)は、西から移動性の高気圧に覆われてきており、全国的に晴れているところが多くなっています。
スッキリとした青空を背景に、富士山の山頂付近には笠雲が見られました。富士山に笠雲が見られると天気下り坂になると言われますが、今日のところは大きな天気の崩れはない見込みです。
強風+上空の湿った空気で作られた"笠雲"
笠雲は「レンズ雲」と呼ばれる種類の雲の一種で、富士山に限らず独立した高い山の山頂付近に出現することがあります。特に、
・「上空の風が強い」
・「湿った空気が存在する」
という状況の時に発生しやすくなります。
強い風が富士山にぶつかると、両側や上方に風の流れが変わります。空気が湿っていると、空気が山にぶつかって持ち上げられると膨張して冷えることで雲ができ、山頂の風下側では再び空気が下ることで空気が暖まって雲が消える、という原理で山頂付近にだけ雲ができるのです。
時間が経過しても空気の流れは急には変化せず、風が上昇する過程で雲が出来て、風が下降する過程で雲が消えていくという現象を絶え間なく繰り返すことによって、同じ場所で雲が止まって見えるのです。
週末の雪で裾野まで雪化粧で白く
静岡県小山町から見た富士山(上:11日 下:今日15日)
この週末のまとまった降水で、富士山のふもとの方までしっかりと雪化粧をしました。山頂のあたりはもともと雪を被っていたので変化はわかりにくいですが、写真の正面より左側を見ると、裾野の方まで雪で白くなったところが増えています。
この先は気温が高めの日が多くなるので、ふもとに積もった雪はだんだんと溶けていくとみられます。ふもとまで白い雪が積もった姿が見られる機会はあと少しとなりそうです。
参考資料など
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
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