今週末も春の嵐 ピーク時は強雨や雷雨、強風に注意

ウェザーニュース

今度の週末も低気圧が発達しながら日本付近を通過し、荒れた天気となるおそれがあります。特に21日(日)は、東日本や北日本を中心に春の嵐となる見込みです。

ピーク時は雨や風が強まり荒れた天気に

21日(日)の予想天気図

20日(土)は東シナ海の前線上に低気圧が発生し、西日本から雨が降り出します。低気圧はその後、発達しながら日本海を北東に進み、前線が日本列島を通過する見込みです。
低気圧や前線に向かって南から暖かく湿った空気が流れ込むため、周辺では雨雲が発達します。ピーク時は強雨や雷雨、突風に注意が必要です。

▼雨のピーク　（18日(木)時点の予想）
　九州　　　　20日(土)午後
　中四国　　　20日(土)夜～21日(日)朝
　近畿、中部　21日(日)日中
　関東、東北　21日(日)午後
　北海道　　　21日(日)夜

沿岸部を中心に風が強く、北日本の太平洋側では暴風となるおそれがあります。
関東も21日(日)午後は南西の風が強まり、千葉県の外房では最大瞬間風速が25〜30m/sとなって電車など交通機関に影響が出る可能性があります。外出の予定がある方は、ピーク時間を避けた方が良さそうです。

北海道は大雪のち大雨に　融雪災害に警戒

北海道の週末から週明けの天気と気温

北海道は、降り始めは内陸を中心に湿った雪で、山沿いでは大雪となるおそれがあります。19日(金)9時から22日(月)までの総降雪量は多いところで50cm以上となる予想で、積雪の増加に注意が必要です。

また、雪は次第に雨に変わり、強く降るおそれがあります。北海道の太平洋側では21日(日)の夕方〜22日(月)の未明にかけて、多いところで100mm程度の大雨となるおそれがあり、融雪による冠水や洪水、雪崩の発生に警戒が必要です。
路面状態も急激に悪くなり、交通障害が出る可能性があります。こまめに最新の情報を確認し、荒天時の外出は控えてください。