春の雪で北日本は季節逆戻り 山沿いは午後も積雪増加に注意

ウェザーニュース

今日9日(金)はこの時期として強い寒気が北日本上空を通過中で、平地も含む広い範囲で雪が降っています。午後にかけて平地の雪は雨に変わる一方で、山沿いでは積雪の増加に注意が必要です。

東北や北陸も積雪に

青森県青森市の様子

上空5300m付近で－36℃以下の強い寒気が北海道上空を通過しています。寒気の周辺では大気の状態が不安定で雲が発達し、今日になって雪の範囲は北海道だけでなく、東北や北陸まで拡大してきました。

青森市は8時に最大3cmで3月19日以来、盛岡市は6時に最大1cmで2月26日以来の積雪を観測。山沿いではさらに雪がまとまり、10時までの12時間に降った雪は、北海道赤井川村で15cm、岩手県西和賀町・湯田で9cm、青森県青森空港で7cm、新潟県阿賀町・津川で3cmに達しています。

午後は山沿いで積雪がさらに増加

9日(金)午後の雪・雨の予想

午後は寒気の南側に伸びる活発な雲が通過する東北を中心に雪や雨が強まる可能性があります。平地では雨に変わる所が多いものの、山沿いでは断続的に雪が降り、さらに積雪が増加する見込みです。北海道はオホーツク海側で雪の降りやすい状況が続いて、市街地でも雪の積もる所があります。

山沿いの多い所では新たに5～10cmの雪が積もり、峠道などは路面状況が悪くなるおそれがあります。標高の高い道路を通行する場合は冬用タイヤや滑り止めなどを準備して、安全運転を心がけてください。

参考資料など

写真：ウェザーリポート（ウェザーニュースアプリからの投稿）