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なぜ、春のアスパラガスが格段にいいのか!?

ウェザーニュース / 2021年4月17日 8時30分

ウェザーニュース

旬の今頃から夏にかけて味わえる、露地栽培のアスパラガスが出回る時季になりました。アスパラガスは露地栽培ものとハウス栽培もので含まれる栄養分が異なるそうです。詳しい話を、野菜ソムリエプロの吉田謹子さんに伺いました。

露地栽培はハウス栽培の数倍の栄養分

アスパラガスの旬は春から夏で、この時期は露地栽培ものが出回ります。この時季を逃すともったいない理由があったのです。

「アスパラガスは元々、栄養価が高いのですが、春の日差しを浴びて育つアスパラガスは、1日に5~10cmも生長するほどパワフルです。この露地栽培ものは、ハウス栽培ものと見た目はそれほど変わりませんが、栄養分は格段にすぐれているのです。

たとえば、ポリフェノールの一種で強力な抗酸化作用をもち、アンチエイジングに有効と言われる『ルチン』や『β-カロテン』などの栄養成分が、ハウス栽培ものに比べて飛躍的にアップすることが分かっています。

そのほか、栄養ドリンクにも含まれる『アスパラギン酸』は、疲労回復や肝機能促進に効果がありますし、ビタミンC、カリウムなどの栄養も豊富です」(吉田さん)

加熱は短時間で「さっとゆで」か「レンチン」

せっかくの栄養分ですが、調理法によっては流失してしまうこともあるようです。できるだけ逃さないようにするにはどうしたらよいのでしょうか。

「栄養成分を効率的に摂るには、加熱しすぎはNGです。今のアスパラガスは甘みも強く柔らかいので、さっとゆでるか電子レンジで蒸すようにしましょう。

ゆでる際には、ピーラーなどで根元の固い部分の皮をむくとゆで上がりが早くなります。皮をむいたら大きめの鍋にたっぷりの水を沸騰させて、切らずにまず根元の部分を入れ、一呼吸おいてから全体を入れるようにしましょう。ゆで時間は1分半から2分ぐらいを目安にしてください。

電子レンジの場合は、ラップをして強で2分ほど加熱します。火が通ったらすぐに冷たい水にとって熱が入りすぎないようにします。これで色もよくなります。またスープにすれば逃げた栄養成分もそっくり摂れるのでおすすめです」(吉田さん)

購入する際には茎が太くてまっすぐ伸びているもの、切り口が白くて乾いていないもの、穂先がしまっているものを選ぶとよいそうです。

シャキシャキと食感がよく、甘みもあるアスパラガス。春の日差しを浴びてすくすく育った露地ものを、存分に味わいましょう。

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