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週刊地震情報 2021.6.13 8日(火)に熊本で震度4 今年に入り3回目の発生

ウェザーニュース / 2021年6月13日 10時30分

ウェザーニュース

この1週間で国内で観測された地震回数は前週に比べると少し多い水準です。関東から北海道にかけての太平洋沿岸で地震が目立ちます。震度3以上の地震は5回発生しました。(6月7日~6月13日10時の集計)

国内:熊本県で最大震度4の地震 熊本地震の活動領域

熊本県熊本地方の地震

8日(火)17時00分頃、熊本県熊本地方を震源とするマグニチュード3.9、深さ11kmと推定される地震が発生しました。この地震で熊本県宇城市で最大震度4、熊本市や八代市、宇土市などで震度3を観測しています。地震のメカニズムは横ずれ型と解析され、2016年に発生した熊本地震の一連の活動と同じタイプです。

熊本地震での活動領域では今年3月14日に2年ぶりに最大震度4の地震が発生し、その後5月6日、6月8日と今年に入って3回起きています。小さな地震を加えた全体の活動が目立って活発化している傾向は見られていません。

ただ、熊本地震を引き起こしたと考えられる布田川断層と接している日奈久断層では、大きな地震の発生が懸念されています。政府の地震調査研究推進本部は、今後30年以内の地震の発生確率を、日奈久断層帯の日奈久区間でマグニチュード7.5程度が0~6%、八代海区間でマグニチュード7.3程度が0~16%としています。普段からの備えは引き続き必要と言えそうです。

国内:神奈川県東部震源の深発地震

神奈川県東部の地震

9日(水)17時27分頃、神奈川県東部を震源とするマグニチュード4.4、深さ132kmと推定される地震が発生しました。この地震で東京都や神奈川県を中心をする関東の広域で震度2の揺れを観測しています。

今回の地震は深さ100km以上のいわゆる「深発地震」です。震度分布を見ると、震央からかなり離れた群馬県や栃木県でも震度2の揺れを観測しています。震央付近で揺れが強く、離れるに従って弱くなる浅い地震に比べ、広範囲で同じような揺れとなる特徴が現れています。

関東では時々こうした深発地震が発生しており、2020年5月には神奈川県西部でマグニチュード4.0、最大震度2の地震が起きました。過去にはマグニチュード6クラスの地震が発生した記録もあり、そうした場合は震度4ないしはそれ以上の揺れに見舞われることになります。

世界:中米コスタリカの沖でM5.7の地震

世界のM4.5以上の地震(USGSホームページ引用/ウェザーニュース加工)

アメリカ地質調査所の解析によるマグニチュード6以上の地震は発生していません。最も大きな地震はケルマディック諸島で発生したマグニチュード5.8の地震です。

日本時間の11日(金)8時27分頃、中米のコスタリカ沖でマグニチュード5.7、深さ10kmと推定される地震が発生しました。それほど規模が大きくなかったため、陸地で強い揺れに見舞われた所はありません。また、地震のメカニズムは横ずれ型と解析されています。

コスタリカの沖合はカリブプレートとココスプレートの境界にあたります。ココスプレートが沈み込むことで地震活動は活発で、プレート境界型の地震や、陸域の所で発生する直下型の地震が多い地域です。

今回の地震はプレート境界よりもさらに沖で、浅い所で起きていることから、プレートの内部で発生した地震と見られます。

参考資料など

※日本国内の震源・震度の情報は特に記載が無ければ気象庁より。海外の震源情報は特に記載が無ければアメリカ地質調査所(USGS)より。発表機関により震源情報に差が生じることがあります。

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