九州から北陸の広範囲で激しい雨 明後日10日(土)にかけて大雨に警戒
ウェザーニュース / 2021年7月8日 15時30分
今日8日(木)の午後になり、九州から北陸にかけて激しい雨の範囲が広がってきました。梅雨前線に向かって湿った空気の流れ込みやすい状況は、少なくとも明後日10日(土)まで続く見込みです。
日本付近から中国大陸まで、いくつもの発達した雨雲が梅雨前線に沿って並んでおり、大雨に対して引き続きの警戒が必要です。
西日本、東日本の広い範囲で激しい雨に
雨雲レーダー
梅雨前線は日本海から北陸、関東付近に伸びています。前線の位置は大きく変わっていないもの、低気圧の動きや湿った空気の流れの変化によって、激しい雨の範囲が拡大してきました。
広島など中国地方の瀬戸内側に加え、今日の午前中は雨が小康状態だった鳥取県など山陰から北陸にかけて、低気圧の東進により発達した雨雲が広がっています。
東シナ海から流れ込む湿った空気の影響を受けている九州にも活発な雨雲がかかり、15時までの1時間には広島県廿日市市・廿日市津田で50.0mm、鳥取県鳥取市・鹿野で48.5mm、福井県大野市で28.5mm、宮崎県えびの市で33.5mmの雨を観測しました。
15時時点で山口県、広島県、島根県、鳥取県、兵庫県に土砂災害警戒情報が発表中です。
静岡県熱海市では土石流災害発生後では最もまとまった雨が降り、気象庁が臨時で設置した熱海伊豆山の雨量計では合計で15.0mmの雨を観測しています。
明日は九州で最も警戒が必要
9日(金)昼の雨の予想
明日9日(金)は西から流れ込む非常に湿った空気の影響を受けやすい九州で最も雨が強まり、局地的には1時間に60~80mmの非常に激しい雨の降るおそれがあります。広島県や山口県などの中国地方西部でも雨雲が発達しやすく、風の条件などによっては四国の瀬戸内側から近畿まで活発な雨雲が広がる見込みです。
すでに多い所では200~300mmの雨が降って地盤の緩んでいる所があります。一時的な雨の強まりをきっかけに土砂災害が発生してもおかしくありません。引き続き急な斜面や増水した川に近づかないでください。
10日(土)にかけても気圧配置に大きな変化がなく、西日本を中心に大雨の続くおそれがあります。短時間の激しい雨による冠水や、総雨量の増加による土砂災害、河川の増水・氾濫などの危険性が高まりますので、厳重な警戒が必要です。
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