熱帯低気圧が台風10号へ発達の見込み 台風9号とともに注意
ウェザーニュース / 2021年8月5日 8時0分
沖縄の那覇市の西南西の海上にある熱帯低気圧について、気象庁は24時間以内に台風に発達する見込みとの情報を発表しました。次に台風が発生すると台風10号となります。
沖縄では強まる風や雨に注意してください。また、今週末にかけて西日本から東日本の太平洋側へ、接近するおそれがあります。今後の情報に注意してください。
▼熱帯低気圧 8月5日(木)6時
存在地域 那覇市の西南西約70km
移動 北 ゆっくり
中心気圧 996 hPa
最大風速 15 m/s
最大瞬間風速 23 m/s
※予報円の大きさは勢力ではなく進路の不確実性を示します
日本列島に接近・上陸する可能性も
この先の進路予想を見ると、この熱帯低気圧は台風に発達した後、北東へ進み、本州へ接近・上陸する可能性もあります。気象庁の予報では、暴風域を伴うほどに発達することは予想されていません。
予報円が非常に大きくなっていますが、これは台風が強いということではなく、まだ進路や速度に不確実性が高いことを示しています。この先の進路次第で影響が変わるため、今後の情報に注意してください。
週末は太平洋側で大雨のおそれ
沖縄本島ではすでに局地的に激しい雨が降り、大雨になるおそれがあります。道路冠水や低い土地への浸水、河川の増水などに注意が必要です。
まだ進路が不確実ではあるものの、週末にかけて九州から東日本にかなり近づく可能性があるため、太平洋側を中心に雨が強まり大雨となるおそれがあります。
台風へと変わった後の進路によっては、大雨の懸念があるエリアが変わる可能性があります。進路とともに、大雨についても最新情報を確認するようにしてください。
南シナ海で発生した台風9号の進路にも注意
台風9号 予想進路図
昨日4日(水)9時、南シナ海で台風9号(ルピート)が発生しました。
今後は東シナ海へ進む見込みですが、その後の進路が不確実で、こちらも予報円が大きくなっています。西日本方面に接近する可能性も否定できません。今後の情報に注意するようにしてください。
次に台風ができると「台風10号」
平年の台風発生数
昨日発生した台風9号に続き、今回の熱帯低気圧が台風になると「台風10号」と呼ばれることになります。8月に入ってからは、2つめの台風発生となる見込みです。
8月の台風発生数の平年値は5.7個で、1年の中でも最も発生が多い時期です。夏の台風はジェット気流の影響を受けづらく迷走することが多いため、進路の情報にはいっそうの注意が必要です。
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