あさって9月21日(火)は満月&中秋の名月 十五夜お月さま見える天気?
ウェザーニュース / 2021年9月19日 17時15分
明後日、9月21日(火)は「中秋の名月」です。今年は満月と同日のため、ほぼ真ん丸なお月さまが楽しめそうです。
秋の夜長を明るく照らす十五夜のお月さまを見上げてみてはいかがでしょうか。
21日(火)夜の天気は
21日(火)は、高気圧の中心が日本から東に離れ、西からは前線が近づいてきます。
東北や北陸、西日本の日本海側を中心に晴れて、お月見を楽しむことができそうです。
前線に近い九州では天気が下り坂で、月の出た直後の早い時間がお月見のチャンスです。
関東など太平洋側は雲が広がりやすいものの、雲の間から月が顔をのぞかせるかもしれません。
北海道は海からの風が吹き込む道東を中心に、お月見は難しい空模様となります。
中秋の名月とは
中秋の名月とは、月の満ち欠けをもとに1か月の日付を決める太陽太陰暦(旧暦)の8月15日の夜に見える月のことです。
もともと旧暦では1年を3か月毎に分けて、1月〜3月を春、4月〜6月を夏、7月~9月を秋、10月〜12月を冬としており、秋の真ん中にあたる8月15日を中秋とし、その日に見える月を中秋の名月として愛でるようになりました。
この中秋の名月を愛でる習慣は平安時代に中国から伝わったとされており、現在でも中国では中秋節として祝日とされ、重要な行事の一つとされています。
このように習慣となった旧暦の8月15日に月を鑑賞する中秋の名月ですが、現在用いられている新暦では旧暦から約1か月ズレているため、9月や10月に中秋の名月を迎えます。
中秋の名月=満月ではない!?
中秋の名月、つまり十五夜の日は必ず満月と思っている方もいるかもしれませんが、実はそうではありません。むしろ満月とは同日にならない年が多数を占めます。
旧暦は新月の瞬間を含む日を「○月1日」としていて、旧8月15日の夜が「中秋の名月」「十五夜」となります。
一方で月の満ち欠け(見え方)や「満月」は、月、地球、太陽の位置関係で決まるため、新月から満月までの日数は変動し13.9〜15.6日かかるので、旧暦15日とは合わないことが多いのです。
今年は中秋の名月と同日の朝に満月の瞬間を迎えますので、夕方にはほぼ真ん丸な中秋の名月を楽しむことができそうです。前回、中秋の名月と満月が同日となったのは2013年なので、8年ぶりのこととなりますが、今年からは3年連続で同日になります。
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