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「皮膚の日」に見直す子供がかゆがる時の対処法

ウェザーニュース / 2021年11月12日 5時0分

ウェザーニュース

今日11月12日は「皮膚の日」。「1112(いいひふ)」の語呂合わせから日本臨床皮膚科医会が制定したそうです。

空気が冷えて乾燥する冬にかけては、さまざまな理由で肌がかゆくなることがあります。でも、小さな子供に「かいちゃダメ」は難しいものです。対処法を皮膚科専門医の野村皮膚科医院(横浜市神奈川区)院長の野村有子先生に教えていただきました。

「かいちゃダメ」は逆効果!?

ふと気づくと、子供がぽりぽり肌をかいていることはないでしょうか。思わず「かいちゃダメ!」と言ってしまいそうになります。

「かゆいときに『かいちゃダメ』と言われても、小さなお子さんはどうしたらよいかわからないものです。“叱られた”とストレスになって、よけいにかゆみにつながってしまうこともあります。

もちろん、“かく”行為は皮膚によくありません。皮膚は、体の内部を守り水分を保持するために大切な部分です。かくと皮膚のバリア機能を損なったり、患部を刺激して悪化させる可能性もあります」(野村先生)

保冷剤で冷やすのは避けたほうが良い

では、子供がかゆがっているときにはどうしたらいいのでしょうか。

「まず、『どうしたの』とかゆがっている原因を聞いてあげましょう。この時期のかゆみの原因は、乾燥肌やアトピー性皮膚炎、手指や足先などのしもやけ、食物によるアレルギー、蕁麻疹(じんましん)などさまざまです。服の素材によってはチクチクしたり、厚着であせもになることもありますね。

それぞれ対処法が異なるので、カサカサしていないか、腫れやブツブツがないかなど患部を見て確認することが大切です。お子さんも、自分の“いやなこと”をわかってもらえて安心します。一般的なかゆみなら、水で濡らしたタオルなどでクーリングするとおさまります」(野村先生)

冷やすというと便利な保冷剤を使うことが多いですが、どうでしょうか。

「冷やし過ぎると皮膚を傷めたり凍傷の危険もあるので、保冷剤は避けましょう。子供の肌は繊細です。濡れタオルぐらいがちょうどよいです。冷やすときに、『かゆいの、かゆいの、飛んでいけ〜!』と言ってあげると効果的です。タオルをお気に入りのキャラクターなどのものを選ぶなど、かゆみから気持ちをそらすのもよい手です。

強い赤みや腫れ、ブツブツがある、かいたところからジクジクしている場合などは、病院を受診しましょう。濡らしたタオルでクーリングしてもおさまらない、しつこいかゆみも同様です。かゆみの原因をきちんとチェックして、早めに対処したほうが治りがよいことが多いです」(野村先生)

かゆくならない生活のコツ

これからの季節に、気をつけたほうがよいことは何でしょうか。

「手洗いや体を洗うときには、低刺激の洗浄剤を軽く泡立てて洗うようにしましょう。肌をこすったり刺激を与えないよう、優しく洗います。流すときは、水圧のかかりやすいシャワーよりも、洗面器などにくんだお湯をサーっとかけるのがおすすめです。

また、寒い時期はお風呂の温度を少し高めにすることもありますが、42℃でかゆみセンサーが働きはじめるので、湯温に注意します。かゆみのあるときは、39〜40℃程度のぬるめにしましょう。お風呂上がりには、すぐに保湿ケアを行うことも大切です。脱衣場に保湿剤を備えておき、塗るようにするといいですね。

また、肌に直接触れる肌着にも注意しましょう。汗を吸いやすい綿や絹などの自然素材がおすすめです。見逃しがちなものに、寝具の刺激もあります。モコモコ素材の毛布などは、柔らかいようで意外にチクチク刺激となることがあります。さらに、かゆみがあるときには辛いものなど、刺激となる食事も避けましょう」(野村先生)

肌にとって厳しい環境となるこれからの季節、日々、肌への細やかなケアを心がけることが、お子さんの肌を守るためにも大切だといえます。

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