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寒暖差が大きい季節の健康管理 脳梗塞や心筋梗塞も予防

ウェザーニュース / 2021年11月14日 6時5分

ウェザーニュース

秋が深まると、ますます朝晩の冷え込みが厳しくなります。寒暖差が大きな時季に気をつけたいのが脳梗塞や心筋梗塞。横浜鶴見リハビリテーション病院(横浜市鶴見区)の吉田勝明院長に健康な血管を保つコツを伺いました。

なぜ寒暖差が危ないのか

「毎年11月から3月までの寒い時期に、脳梗塞や心筋梗塞による死亡者数が激増します。寒くなると体が体温を下げないよう、熱の放散を防ぐため全身の血管を収縮させるので、動脈硬化を起こした血管が詰まりやすくなるからです」(吉田院長)

特に気をつけたいのが、寒暖差だと吉田院長は語ります。

「1日で朝晩の寒暖差が大きいほど、血圧の変動が大きくなります。高血圧や動脈硬化で、すでに血管がダメージを受けている人は、急激な血圧変動に耐えられず、脳梗塞や心筋梗塞を起こしてしまうのです」(吉田院長)

恐ろしいのは、朝晩の寒暖差だけではないといいます。

「屋内と屋外で起こる寒暖差、暖房が効いている居室と廊下・トイレとの寒暖差、浴室と脱衣所との寒暖差も危険です。特にトイレや浴室に出入りするときに起こるヒートショックは、脳梗塞や心筋梗塞の引き金を引くことになりかねません」(吉田院長)

健康な血管を保つコツ

では、こうした危険をどう回避すればいいのでしょうか。

「トイレや脱衣所を暖めたり、屋外へ出るときはしっかり着込むなど、ヒートショック対策は万全でなければなりません。また、日頃の血圧管理、禁煙、お酒を飲み過ぎない、などは当然のこととして、そのほかにぜひ守ってほしいことが3つあります」(吉田院長)

吉田院長が語る「脳梗塞や心筋梗塞を防ぐ3つの予防策」は、以下のとおりです。

(1)食事に気をつける


「まず大切なことは、血圧が上がらないよう塩分の過剰摂取を避けることです。ハムなど肉の加工食品、カマボコなどの練り物、干物、塩辛などの塩蔵品の摂りすぎに注意してください。

摂るべき食品は、血液をサラサラにする青魚(DHAやEPAを含む)、納豆や豆腐などの大豆食品(イソフラボン、サポニンを含む)、それに野菜類です。

野菜類では、血液の凝固を防ぐタマネギ、ネギ、ニンニク(硫化アリルを含む)、トマト(抗酸化作用のある色素リコピンを含む)、カボチャ(抗酸化作用のあるβ-カロテンを含む)などがお勧めです」(吉田院長)

(2)運動を欠かさない


「適度な運動も血管を若返らせる効果があります。中強度の運動を行うと、心拍数が増えて血流が増加しますが、これが血管の拡張と血圧の低下をもたらしてくれるのです。

また、適度な運動を行うと交感神経による緊張が低下し、副交感神経が優位になってリラックスモードに入ります。すると血液が固まりにくく、血栓もできにくくなるので、脳梗塞や心筋梗塞のリスクが低下するのです」(吉田院長)

(3)ストレスをためない


「ストレスも血管や心臓に負担をかける大きな要因です。ストレスが多い生活をすごすと血圧が上がり、知らないうちに脳梗塞や心筋梗塞を起こしやすくなります。

イライラしたら、目を軽く閉じて何回か深呼吸をしてみましょう。大きく息を吸い込み、吸った3倍くらいの時間をかけながらゆっくり息を吐き出します。椅子にゆったり座り、上半身の力を抜いて行うことが大切です」(吉田院長)


そのほか、健全な(ギャンブル、ネットゲーム、お酒以外の)ストレス解消法を持つ、定期的にお茶や散歩を楽しむ時間をつくる、「大丈夫、大丈夫」を口ぐせにする、などがストレス解消に有効だといいます。

いかがですか? 寒暖差による身体への影響は高齢者に限りません。3つのポイントを守って、寒暖差の大きい季節を健康に過ごしましょう。

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