ブロッケン現象が見られる 飛行機の影に虹色の環

ウェザーニュース

今日17日(水)の関東は早朝まで雲に覆われていましたが、時間とともに雲が少なくなり、天気が回復しています。まだ薄い雲が残る中で羽田空港から飛び立った飛行機の機内からは「ブロッケン現象」が見られました。

機体の影の周辺が雲にくっきりと映り、その影が虹色の環に囲まれている様子が良くわかります。

ブロッケン現象とは？

ブロッケン現象の仕組み

ブロッケン現象とは背後から差し込む日光の影響で、影の側にある水滴や霧によって光が散乱され影の周りに虹のような光の輪が現れるものです。

山岳や飛行機から見られることがあり、ドイツのブロッケン山でよく見られたことから「ブロッケン現象」と名付けられました。

関東の天気はすでに回復して雲がほとんどなくなったため、午後にかけては見ることが難しそうです。雲が広がっている時のフライトではチャンスがありますので、太陽の反対側の席に座った時は、窓の外を良く見ると発見できるかもしれません。