12月は冬が本格化 西日本は寒さ厳しく、北日本は寒暖差大
ウェザーニュース / 2021年11月25日 15時20分
今日25日(木)、気象庁は11月27日から12月26日までの1か月予報を発表しました。
12月上旬にかけては西日本や沖縄に寒気が流れ込みやすく、平年よりも気温は低くなる見込みです。冬の訪れが早まります。
西日本に寒気流れ込みやすく寒い日多い
この先1か月の気温予想
ラニーニャ現象が発生している影響で、上空を吹く強い西よりの風ジェット気流は、中国大陸から東シナ海方面で南に蛇行する見込みです。寒気は西日本に流れ込みやすく、1か月の平均気温は平年より低い予想となっています。特に12月上旬にかけて気温が低く、早い冬の訪れです。
東日本も寒気の影響を受け、東海は平年並みか平年より低く、関東甲信や北陸も平年並みの予想です。12月らしい寒さの日が多くなります。
北日本は寒気と暖気が周期的に入れ替わるため、気温変化が大きくなる見込みです。1か月の平均気温は平年並みか平年より高いものの、一時的には冬本番の寒さとなることがあります。
12月1日頃からの気温が、平年より大幅に低いと予想される沖縄と奄美には、低温に関する早期天候情報、反対に大幅に高いと予想される北海道には、高温に関する早期天候情報が発表されています。
北日本は低気圧発達で降水量が多い
この先1か月の降水量予想
日本付近が寒気と暖気の境界となるため、低気圧が発達しやすくなります。特に低気圧の影響を大きく受ける北日本は降水量が増え、平年並みか多い予想です。季節外れの大雨となったり、内陸部や山沿いでは急激に積雪増加のおそれがありますので、注意が必要になります。
関東から西日本にかけては太平洋側が平年並みか少ない予想で、晴れる日が多い見込みです。日本海側では雨や雪が降りやすく、西日本でも内陸部では雪の日が増えてきます。雪への備えは早めに進めておくと良さそうです。
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