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JPCZの活発な雨雲が北陸に 局地的な雷雨や霰(あられ)などに注意

ウェザーニュース / 2021年11月26日 15時40分

ウェザーニュース

冬型の気圧配置が続いている今日26日(金)の日本列島は、日本海側で雨や雪が降っています。日本海にはJPCZと呼ばれる発達した雨雲のラインが形成され、一部が北陸にかかってきました。

北陸は今夜にかけて雷雨や霰に注意

活発な雨雲は富山県から新潟県の沿岸部を中心に広がり、新潟県糸魚川市では霰(あられ)が降りました。詳しい解析では、局地的な低気圧が発生しつつあり、周辺では雨雲が発達しやすい状況です。

今夜にかけては上空の気圧の谷が近づく影響でさらに雨雲が発達し、短時間の強い雨に加えて雷や突風、霰などを伴うおそれがあります。落雷が頻発することによる停電や、霰が積もることによるスリップなどに注意をしてください。

JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)とは?

気象衛星可視画像

北陸に強い雨を降らせているJPCZは日本海寒帯気団収束帯(Japan sea Polar air mass Convergence Zone)の英語の頭文字をとったものです。

冬型の気圧配置になると大陸から北西の冷たい風が吹いてきます。この風は朝鮮半島の北部に位置する長白山脈によっていったん二分されます。

その後、風下である日本海の上空で再び合流。風と風がぶつかることで、雲の発達しやすいラインが形成されるのです。このラインのことを「JPCZ」と呼んでいます。

JPCZが現れた時、初冬の時期は雷雨や霰、厳冬期は大雪となるため、北陸など日本海側では注意する必要があります。

参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)

気象衛星可視画像:NICT-情報通信研究機構

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