クリスマスに寒波襲来 27日(月)にかけて北海道から九州で大雪
ウェザーニュース / 2021年12月21日 17時30分
週末のクリスマス頃から日本列島の上空に寒波が襲来する見込みです。先週以上に広い範囲が強い寒気に覆われ、週明けの27日(月)にかけて北海道から九州まで大雪となるおそれがあります。
日本列島全体が強い寒気に覆われる
クリスマスの25日(土)に本州の南海上を低気圧が通過した後、今季最も強い寒気が上空に流れ込んできます。26日(日)は平地で雪になる目安の上空1500m-6℃のラインが九州南部まで南下し、さらに強い-12℃のラインが九州北部や北陸までかかる予想です。
先週末にやってきた寒波よりも強く、大雪の範囲が広がります。平地でもまとまった雪になり、山沿いでは積雪が急増する見込みです。
26日(日)をピークに広範囲で大雪や吹雪に警戒
26日(日)の雪や雨の予想
25日(土)の夜から次第に雪の範囲が拡大し、26日(日)は西日本の日本海側でも雪の所が多くなります。27日(月)にかけて断続的に雪が降り続く見込みです。山沿いでは一連の寒波で1mを超えるような新たな雪が降り積もってもおかしくありません。
平野部でも雪がまとまり、JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)が形成されると、局地的に雪が強まって積雪が急増します。また、寒気が非常に強いため雪雲の一部は太平洋側まで広がり、大阪市を含む関西エリアでも雪になる可能性があります。
雪への備えは早めに進め、雪のピーク時は大雪や吹雪によって移動が困難になる所もありますので、予定の変更なども必要です。
全国的に極寒の週末
26日(日)の天気と気温
これだけ強い寒気が南下するため、全国的に寒さも厳しくなります。26日(日)の最低気温は札幌市で-9℃を予想。関東から西の各地も0℃前後で氷点下の所が多くなる見込みです。
最高気温も非常に低く、東京都心が6℃、広島市や福岡市は昼間でも5℃に届かない予想となっています。強い冬型の気圧配置で北西の季節風が強く、体感温度はさらに低くなります。年末準備で買い出し等を予定されている方は最大限の防寒が必要です。
朝の冷え込みは週明けの27日(月)が底で、東京都心は-3℃と12月では近年にないような冷え込みとなる予想です。
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