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年の瀬の富士山につるし雲 UFOのような形も

ウェザーニュース / 2021年12月29日 8時0分

ウェザーニュース

今日12月29日(水)朝、富士山のとなりにUFOのような雲がぽっかりと浮いている姿が目撃されています。これは「つるし雲」と呼ばれるものです。

富士山周辺では晴れているものの、上空は空気が湿っており、山頂付近を吹く風の影響で現れたと考えられます。

天気下り坂にはならず、富士山を望めそう

つるし雲が見られるときは、このあと天気が崩れることが多いのですが、今日は大きな天気の崩れはない予想です。

年末の帰省ラッシュの時期となりましたが、東海道新幹線の車窓からも、雪の積もった富士山のとなりにつるし雲を見つけることができるかもしれません。

つるし雲とは?

UFOのような形ものもの 静岡県御殿場市より 12月29日7時頃撮影

つるし雲は、高い山の風下に現れます。上空の風に乗って流れる普通の雲と違い、いちど出現すると場所がほとんど動かず、「吊されて」いるように見えるので「つるし(吊るし)雲」と呼ばれています。

つるし雲は「レンズ雲」と呼ばれる種類の雲の一種で、
 ・「上空の風が強い」
 ・「湿った空気が存在する」
という状況の時に発生しやすくなります。

上空の強い風が高い山を越えたり回り込んだりするときに風下側で空気の波が起こり、風が上昇している部分で雲ができるのです。

時間が経過しても空気の波の形状は急には変化せず、風が上昇する場所で雲が出来て、風が下降する場所では雲が消えていくという現象を絶え間なく繰り返すことによって、同じ場所で雲が止まって見えるのです。

参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)

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