三連休明けは二つ玉低気圧が通過 全国的に雨や雪、強風で荒天も
ウェザーニュース / 2022年1月10日 15時30分
三連休明けの明日11日(火)は、日本海と本州の南をそれぞれ低気圧が通過する、いわゆる二つ玉低気圧のパターンで、全国の広い範囲で雨や雪が降る見込みです。低気圧の発達に伴い風が強まり、北海道の道東などは大雪となるおそれがあります。
二つ玉低気圧が日本列島を通過
明日は日本海と太平洋をそれぞれ前線を伴った低気圧が通過します。西日本から東日本では朝の通勤・通学時間帯から雨や雪の降る所が多い予想で、関東などは本降りの雨となる見込みです。
西日本の太平洋側は午前中いっぱい、東海や関東は夕方にかけて断続的に雨が降りますので、傘は必須となります。夜は雨の止む所が多く、帰宅が遅めになる方は傘の置き忘れにお気をつけください。
北海道や本州山沿いは大雪の所も
12日(水)朝までの24時間積雪増加量
北日本は低気圧が近づく午後になると雨や雪の降り出す所が多くなります。東北や北海道の道南、道央などは雨が降りやすく、雪が積もっている地域では路面状況が非常に悪くなる見込みです。大きな水たまりができたりしますので、靴選びにも注意が必要になります。
冷たい空気が残る北海道の道東は内陸部を中心に雪が強まり、12日(水)の朝にかけて大雪となる予想です。24時間で50cm前後、新たな雪の積もる可能性があります。東北や関東甲信などの標高の高い所でも湿った雪がまとまる所がありますので、大雪への備えが欠かせません。
西から冬型の気圧配置に
低気圧が抜けた後は上空に寒気が流れ込み、西日本から冬型の気圧配置へ変わっていきます。山陰や近畿北部など西日本の日本海側が夕方以降、雪が降りやすくなり、夜には積もる所がある見込みです。
また、寒気に覆われるため太平洋側も含む広い範囲で気温が下がる予想です。朝よりも夜の帰宅時間帯の方が寒く、冷たい季節風が強まりますので、体感温度は一層低くなります。帰宅時間帯を考慮して、しっかりと防寒を行いましょう。
週後半にかけて冬型の気圧配置が続く
週間天気図
12日(水)以降、週後半にかけては強い冬型の気圧配置が続くため、西日本だけでなく、北陸から北日本にかけての日本海側でも雪が降り続く予想となっています。
3日ほど冬型の気圧配置が継続することで、降る雪の量は多くなる見込みです。強い雪の地域は活発な雪雲の位置などによって変わってくるものの、山沿いの多い所では1~2m、平野部でも1m前後の大雪になる可能性があります。雪の情報はこまめに確認し、除雪の計画などを検討するようにしてください。
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