「からっ風」が吹きすさぶ関東 日差し届いても寒い

ウェザーニュース

今日14日(金)の関東は朝から冬晴れが続いています。しっかりと日差しが届いているものの、冷たく乾いた風が時折強く吹いて寒く感じられます。

瞬間的に20m/s前後の風も

東京都心は午後になっても10℃に届かず、14時までの最高気温は昨日に比べて3℃ほど低い8.6℃にとどまっています。そのほかの各地も軒並み一桁の気温です。

それに加えて冷たい「からっ風」が強く吹いていて、最大瞬間風速は東京都心で16.9m/s、千葉市で19.4m/sを観測しました。群馬県では畑の土が舞い上げられて、砂煙となっています。

冷たい風が日差しの温もりを打ち消してしまい、ウェザーニュースアプリ利用者から13時までの1時間に届いた体感報告では、「寒い」が78%、「極寒」が7%に達しています。日が傾く夕方以降も風の強い状況が続きますので、一層寒さが増す見込みです。

東京や千葉は湿度が10%台に

関東の最小湿度(14時時点)

空気も乾燥しています。東京都心の最小湿度は14時の時点で19%まで低下。去年12月27日以来の10%台となりました。千葉市は15%、宇都宮市で22%まで下がるなど、関東のほぼ全域が20%前後の低さです。

これだけ乾燥している上に風が強いため、火災が発生した場合は燃え広がりやすい状況になっています。寒さが厳しいこともあって、火を取り扱う機会が増えていると思われます。外出前のチェックなど、火の元には十分に注意をしてください。

参考資料など

写真：ウェザーリポート（ウェザーニュースアプリからの投稿）