ハロや長い飛行機雲は天気下り坂の兆し
ウェザーニュース / 2022年1月25日 11時0分
今日25日(火)は関東など東日本を中心に、ハロや長い飛行機雲が空に現れています。どちらもこの後の天気の崩れを示唆する現象です。
薄雲が広がり太陽の周囲に環が出現
埼玉県さいたま市では青空に刷毛で描いたような薄い雲が広がり、一部に虹色の環、ハロが出現しました。
ハロは、暈(かさ)や日暈(ひがさ)とも呼ばれ、上空の高いところに太陽が透けて見えるくらいの薄い雲が広がっている時に、太陽の周りにボンヤリと見えるリング状の明るい部分のことを指します。
ハロは通常の虹とは違って上空の薄雲を構成する氷の粒によって太陽光が内側に曲げられて(屈折して)、光の強い部分が環状に見えています。
飛行機雲は長い時間空に漂う
また、神奈川県相模原市では空に伸びる飛行機雲が、長い時間消えずに残っています。
氷の粒でできた飛行機雲は、空気が乾いているときは、すぐに周囲の空気と混ざって消えてしまいます。逆に、飛行機雲が現れていつまでも消えないときは、上空の空気が湿っているということになります。
低気圧が接近するときは、地上よりも上空高いところから、湿った空気に覆われ始めることが多いのです。そのため、上空高いところが湿ってきて、飛行機雲が長く残ると雨が近づいているサインととらえることができます。
すでに神奈川県など関東の一部は厚い雲に覆われ、午後は関東全域や福島県など東北南部でも雲が増えてくる見込みです。雨や雪の降り出す所もありますので、この後の空の変化にご注意ください。
参考資料など
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
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